七人の侍
午前10時の映画祭というものをやっていて、『七人の侍』を4Kで上映されるということで、デジタル化が更に進み、非常に鮮明になったとの前評判で最終日に見に行ってきた。
全国の映画館で2週間、しかも前半組と後半組とあり、静岡で前半2週間の開催時には行く暇がなく、仕方がなく浜松のしかも最終日の金曜日、休みを取って行った。
はっきり言って、なんど見たか忘れてしまうくらい観ているが、おそらく映画館の大スクリーンでは4回めではないかと思う。最初は中学2年か3年の春、何回目かのリバイバルを観て、あまりに面白かったので、翌週にまた見に行った記憶がある。その時はまだ中学生だったということもあり、この映画の評判とかそういうものを全く知らずに見に行って、圧倒されて帰ってきた。黒澤明監督の凄さも知らなかったから、衝撃はすごいものだった。だから2回も見たのだけど。
その後、成人した後、やはりリバイバル上映で観た。この時も衝撃だった。
テレビでも何回も観ているが、やっぱり迫力が違う。
今回は4Kになっていて、非常に鮮明になっていた。それぞれの登場人物の表情などがくっきりしてびっくりした。さらに音声も鮮明になっていた。一番最初のセリフ、野武士が村の遠景を見て”やるか!”と発するのだが、最初に観たときはこれがよくわからなかった。何回か観てやっとわかったが、そのあたりからはっきりわかるようになった。
これ、先週で終了してしまっていて、非常に残念。
TVで4Kで見るのもいいのだけど、劇場で見るあの迫力は再現できない。
40年前に見て、おそらく20年位にも観たものを、今回見て、あと何回見れるんだろうと考えてしまった。
10年後ぐらいに観たら、また違う感想を思うのではないかな。
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