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羊と鋼の森

宮下 奈都著『羊と鋼の森』読了
本屋大賞を取った作品。
ピアノの調律師のお話。
自分はピアノを弾かないが、娘が弾くので自宅にピアノはある。調律も一年に一度やってもらっている。残念ながら、調律によって音色が変わるとかそういったことは全くわからない耳をしているので、物語で語られる情景はそうなんだなと思って読んだ。
非常に洗練された形の良い純文学だと思った。これなら映画化されたら非常にきれいな映画になるんだろうなって思った。読んでいくうちに自分の中で映像化されていく感じがした。登場人物としてでてくる高校生の双子の姉妹なんかは誰がやるのがいいのかとか思ってしまった。
主人公の調律師見習いが徐々に成長していくさまがうまく描かれていて、読んでいくにしたがって心地よくなる感じだった。
いい作品と思う。

羊と鋼の森
羊と鋼の森宮下 奈都

文藝春秋 2015-09-11
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