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いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)

竜田 一人著『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)』読了
図書館に合ったので手に取った。
もうすでに5年以上が経過し、だんだん話題にも上らなくなったが、収束作業は継続している。
この本は著者が実際に福島第一原発で働いて、その経験を漫画として描いているので、ノンフィクションに近い。絵になる大きな事件があるわけでもない。淡々と普通の作業をこなして、廃炉に向け作業を継続している。その様子はよく書けている。3巻まであるみたいなので、順に読んでいくつもり。
何が正しいのかはちゃんと判断しないと。某週刊誌などいたずらに不安を煽るものもあり、正しい理解をしないといけない。安全になっているわけでも、十分コントロールされているわけでもないが、すぐに危険となる状況でもない。そういったことはしっかり理解していきたい。

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニング KC)
いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニング KC)竜田 一人

講談社 2014-04-23
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いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2) (モーニング KC) いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(3) (モーニング KC) 福島第一原発廃炉図鑑 今日もいい天気 原発事故編 (アクションコミックス) 福島第一原発収束作業日記: 3・11からの700日間 (河出文庫) はじまりのはる(1) (アフタヌーンKC) はじめての福島学 ストーリー311 あれから3年 漫画で描き残す東日本大震災 (単行本コミックス) はじまりのはる(2) (アフタヌーンKC) 健康で文化的な最低限度の生活 1 (ビッグコミックス)

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ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2

東川 篤哉著『ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2』読了
シリーズ第二弾
主人公は平塚市で私立探偵事務所を開いているライオンのような髪の毛の女性。探偵助手との二人で事件を解決する。一応ミステリー仕立てで殺人事件が起きるのだが、ミステリーに重きをおいていなくて主人公たちを動かすところに面白みがある。
まあ、力の抜けた連作短編で面白く読めた。なんか、最後のところでまとめてしまった感があるので、これで終わりになるのかもしれない。

ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2 (平塚おんな探偵の事件簿 2)
ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2 (平塚おんな探偵の事件簿 2)東川 篤哉

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ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~ (平塚おんな探偵の事件簿 1) 探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて 純喫茶「一服堂」の四季 魔法使いと刑事たちの夏 謎解きはディナーのあとで 風祭警部の事件簿 (小学館文庫) ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜 (角川つばさ文庫) 探偵少女アリサの事件簿 (1) 溝ノ口より愛をこめて (1) (バーズコミックス スペシャル) 表参道・リドルデンタルクリニック 探偵少女アリサの事件簿 (2) 溝ノ口より愛をこめて (バーズコミックス スペシャル) 探偵部への挑戦状 - 放課後はミステリーとともに2

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キングの身代金

エド・マクベイン著『キングの身代金』読了
一度読んでみたいと思って、古本屋でずっと探していたのだけど、やっと見つけたので勝って読んだ。
黒澤明監督の「天国と地獄」の原作本。実際には一部しか利用していない。お金持ちの主人の子供と間違えて、運転手の子供を誘拐してしまうが、その身代金を金持ちに請求するというアイデアが秀逸だった。当時、誘拐罪の刑期が短いことと、営利誘拐は当事者の子供など直接関係者でなければ誘拐が成立しないという刑法の穴をつくようなトリックでそれが面白いから原作として利用して映画を撮ったのだろう。これ以外にも、主人公の仕事が靴製造会社の重役だったり、株の取引で会社の乗っ取りを図ったり、概ね前半部分は原作に忠実かもしれない。その後のお金の受け渡しや犯人逮捕につながるカバンの償却で黄色の煙が出たり、麻薬中毒者を使って犯人が薬の効き目を確かめるとか、犯人と警察の戦いなど、やっぱり黒澤明だなと思ってしまうところはなんど見ても面白い。
困るのは、ふと録画してある映画を見始めたとき。しかも夜遅くに。途中でやめられずに最後まで見てしまうね。
いい原作といい映画はどちらも素晴らしい。

キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11)
キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11)エド・マクベイン 井上 一夫

早川書房 1984-07-01
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通り魔 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-2) 被害者の顔 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-6 87分署シリーズ) 刑事マルティン・ベック  笑う警官 (角川文庫) 歌姫 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 証言拒否 リンカーン弁護士(上) (講談社文庫) 証言拒否 リンカーン弁護士(下) (講談社文庫) 最後の旋律―87分署シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1787) 翳りゆく夏 (講談社文庫) でぶのオリーの原稿―87分署シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))

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林真紅郎と五つの謎

乾 くるみ著『林真紅郎と五つの謎』読了
著者の小説の中では珍しい部類の短編集。あまり売れていないんだろうね。
そのわりには面白かった。
特に子供の頃作った暗号を解読していく話。印刷屋さんも大変だったと思う。こちらも話についてくのが大変だった。しかも、その解読が案外合っていなかったのが一番面白かった。解読って難しい。
そんな話を含む連作短編が入っていて、お買い得感はある。

林真紅郎と五つの謎 (光文社文庫)
林真紅郎と五つの謎 (光文社文庫)乾 くるみ

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六つの手掛り (双葉文庫) カラット探偵事務所の事件簿 2 (PHP文芸文庫) 匣の中 (講談社文庫) 蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫) カラット探偵事務所の事件簿 1 (PHP文芸文庫) 嫉妬事件 (文春文庫) 北乃杜高校探偵部 (講談社ノベルス) スリープ (ハルキ文庫) 新装版 塔の断章 (講談社文庫) セブン (ハルキ文庫)

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ニンジアンエ

古処 誠二著「ニンジアンエ」読了
どこかの書評に出ていたので読んだ。
太平洋戦争中のビルマを舞台とした小説。
主人公は陸軍の部隊に同行している記者。宣撫という占領していった地区で現地の人達に日本のことを知らしめる活動をしていった舞台であったが、敗走する英印軍を追撃することとなり、そこでの戦闘と捕虜の捕獲などが描かれる。日本と英国で占領していった国に対する気持ちの違いなどが捕虜となった英国の中尉との話で語られるが、それは戦争の行方も予想している話であった。
戦闘の悲惨な面が描かれているが、それとともに他の国に入って占領していく際の占領する側と占領される側、そのそれぞれの気持みたいなものがよく描かれていると思う。本当に戦争というものは悲惨だ。侵略戦争なのか、列強からの開放のための戦いだったのか、それは見方によって違うとは思うけど、やっぱり、戦争は戦争だ。渦中にいる人達にとっては悲惨であるのは変わりない。まさに悲惨である。
戦後70年を経て、忘れられてしまうのが悲しいし、残念である。
ちなみに、題名のニンジアンエとは宣撫のビルマ語らしい。

ニンジアンエ
ニンジアンエ古処 誠二

集英社 2011-11-25
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中尉 ふたつの枷 線 (角川文庫) 七月七日 (集英社文庫) 倒れるときは前のめり 死んでも負けない (双葉文庫)

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戦場のコックたち

深緑 野分著『戦場のコックたち』読了
このミスランクイン。
ちょっと長い小説なので、時間がかかってしまった。
お話としては主人公は第二次世界大戦時のアメリカ兵で、コックとして働く特務兵。ノルマンディー上陸作戦以降のヨーロッパ戦線での戦闘と、その中で出てきたちょっとした謎を解くといったミステリー風の小説。
日本人がヨーロッパ戦線の第二次世界大戦をモチーフに小説を書くのも珍しいと思うが、非常よく出来た翻訳ものと思われるような流暢な物語が流れていく。その中で、主人公の成長や、同僚の死、ドイツ兵との戦いなど盛りだくさんで、全然飽きさせない展開だった。
最後にほろっと来てしまう。戦後のベルリンの壁崩壊のときに昔の仲間が集まり、東ドイツに残った昔の同僚と40年ぶりに再開する。そして、砲弾で亡くなった同僚の夢を見て、自分の戦後が終わるのだ。
戦後70年が経ち、世界大戦は歴史になってしまった。しかし、こういった小説に詳細に戦闘の模様を書かれて、それを読んでいるとつくづく戦争は悲惨なものだと思ってしまう。当然ながら、著者も戦後生まれだから、実体験はないと思われるが、このように臨場感を持って小説を書ける作家が出てくるのは面白い。
読了感は良かった。途中の戦闘シーンは非常に辛かったが。でも、それが戦争だから。
良い小説だった。

戦場のコックたち
戦場のコックたち深緑 野分

東京創元社 2015-08-29
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王とサーカス 孤狼の血 世界の果てのこどもたち 羊と鋼の森 ヨイ豊 真実の10メートル手前 ミステリー・アリーナ (ミステリー・リーグ) 永い言い訳 オーブランの少女 (創元推理文庫) 朝が来る

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またひとつSFの世界が現実になった。

今週見た記事で、こんなのがあった。
本を開かずに読み取る方法、MITが開発

この記事で、ホーガンの「星を継ぐ者」を思い出してしまった。
物語の中で、本を開かずに中の文章を読み取る技術を開発した主人公に実際に文章を読み取ってほしいとの依頼が来る。それが有史以前のはるか昔の本らしきもので、それを読み取り分析するところがでてくる。まさにそれが現実にできるようになった。感慨深いものだ。
「星を継ぐ者」は1980年の出版だと思うが、当時大学生だった自分は驚きを持って読んだ記憶がある。非常に精緻に科学的に合理的なSF小説だった。いかにもありそうな感じではあったが、このような技術が本当に開発されたなんて、面白い。そもそもそんなことをして本を読まなければならない場面はおそらくないだろうけど、南下の役に立つだろう。もしかしたら、本当に古い本で開こうとするとぼろぼろになるものなんかが見つかったときには役に立つかもしれない。
また、「星を継ぐ者」を読んでみたくなった。いいSFは読み継がれる。そして、何度読んでも面白い。

星を継ぐもの (創元SF文庫)
星を継ぐもの (創元SF文庫)ジェイムズ・P・ホーガン 池 央耿

東京創元社 1980-05-23
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ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫) 巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3)) 夏への扉 (ハヤカワ文庫SF) アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) 幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341)) 旅のラゴス (新潮文庫) 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748) 内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫) 内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫) 地球の長い午後 (ハヤカワ文庫 SF 224)

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日本人は民主主義を捨てたがっているのか?

想田 和弘著『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』読了
どこかの書評に出ていたので。
非常に薄い本で、本当にブックレットだった。
著者が心配するように民主主義は崖っぷちに立っているかも知れない。国民が消費者主義的になっている。政治は与えられるもの。いや、行政も含めてサービスの一環になっていると考えている風潮がある。選挙に行かないのに、今の政治に文句を言う。選挙に行って一票を投じたところで政治は変わらないと諦めてしまっている。そうなってしまうと時の為政者のやりたい放題になる。そっと改憲をしても、わからない。そのあと自分に不都合なことが起きても、もう後の祭りだ。そんな世の中になっているか。
戦後70年、今の憲法で民主主義を謳歌してきたと思っていた。世界に誇れる平和憲法のもと、自衛の戦力は持ったが、戦争を起こさないことを誇りにしてきた。基本的人権を守ってきた。いい制度だが、たしかに制度として疲労してきている面もある。自衛隊を正式に認めることはいいかもしれない。守るための戦力にどこまでを求めるのか。しっかり考える時期ではないかと思う。
やっぱり、民主主義をやめようと思っているとは思わないが、結果として非常に優秀なリーダーのもと、政治をしてもらうのがいいと結果的に思っている人も多いのでは。
いろいろ考えさせられる本だ。ちなみに、憲法が改正されたら、こういった本も検閲されて出版禁止となるかもしれない。そのくらい、ある意味、危険なことも起きてしまう。そんな世の中にはなってほしくないものだ。

日本人は民主主義を捨てたがっているのか? (岩波ブックレット)
日本人は民主主義を捨てたがっているのか? (岩波ブックレット)想田 和弘

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熱狂なきファシズム: ニッポンの無関心を観察する なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか (講談社現代新書) 安倍改憲政権の正体 (岩波ブックレット) カメラを持て、町へ出よう ──「観察映画」論 (知のトレッキング叢書) 安保法案 テレビニュースはどう伝えたか (かもがわブックレット) 時代の正体――権力はかくも暴走する 自発的隷従論 (ちくま学芸文庫) 観察する男 映画を一本撮るときに、 監督が考えること 憲法に緊急事態条項は必要か (岩波ブックレット) 日本会議の研究 (扶桑社新書)

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KATANA カタナ

服部 真澄著『KATANA カタナ』読了
読もうとしてストックしていた本。
兵器や軍事に絡むフィクション。
いろいろな登場人物が出てくるが、国際機関の公務員崩れ、アメリカ在住のリサーチャーになりたての女の子、記憶をなくした男。民間軍事会社が解散して、その過去がなんか関係するらしいというところから話が始まり、アメリカ政府の機関も巻き込んで物語は進む。
ちょっと未来になっているところもあって、画像から似た内容を見つけるネットサービスが出てくる。例えば、自分が書いた絵から、その絵に書かれた人物をネットで探すとか。さすがにそこまでは今はできないと思うけど、IBMのワトソンを使えばできるような気もする。実際に出来たりして。
便利だとは思うけど、どんどんプライバシーが侵害されていくような気がする。
物語としては、アメリカの銃規制を前進させるために、旧式の銃をなくして、人を殺さずに一時的に無力化するセカンドジェネレーション式の銃を広める話に進んでいく。それが、秀吉の時代の刀狩りになぞらえている。
この中で、どこまで本当かわからないけど、アメリカでは年間銃で亡くなる人が3万人もいるとか。交通事故よりも多いのかな。銃を一般市民が護身用として持てる社会だから、ある意味仕方がないのだろうけど、そう考えると日本は本当に平和なんだなと思うよ。

KATANA カタナ
KATANA カタナ服部 真澄

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-06-26
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お任せ! 数学屋さん2

向井 湘吾著『お任せ! 数学屋さん2』読了
シリーズ第二弾。
中学生が主人公。前作で主人公だった男子中学生がアメリカに行ってしまって、相棒の女の子が残されたが、ひとりで数学屋を継ぐことに。すべての問題を数学を使って解決する数学屋なるものを開く。
今回はアメリカに行ってしまった男の子も協力して、登校拒否になってしまった同級生を救うとか、学園祭で大きな出し物をするなどのイベントをこなしていく。
すべてを数学で解いていくということで、ちょっと難しくなっている。今回はポアンカレ予想まで出てくる。それはちょっとね。
あと、日本とアメリカの距離の差を使って、地球から月までに距離を計算するところまで出てくる。面白い。論理的だ。
このシリーズ、3まで出ているみたい。読んでみたいね。

お任せ! 数学屋さん2 (一般書)
お任せ! 数学屋さん2 (一般書)向井 湘吾

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お任せ! 数学屋さん3 お任せ!  数学屋さん (一般書) お任せ! 数学屋さん (ポプラ文庫 日本文学) かまえ! ぼくたち剣士会 (一般書) 数学女子 1 (バンブー・コミックス) 数学ガールの秘密ノート/数列の広場 数学女子 4 (バンブーコミックス) (099-1)トリプル・ゼロの算数事件簿 (ポプラポケット文庫) 数学ガールの秘密ノート/丸い三角関数 リケイ文芸同盟

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モップの精は旅に出る

近藤 史恵著『モップの精は旅に出る』読了
シリーズ最終作。
長いシリーズだが、それぞれに面白かった。登場人物のキャラが良かったのだろう。
そのシリーズを終わりにするという著者の考えはどこにあるのか。そもそもこのシリーズの新作を、久しぶりに書いたはず。急に書きたくなって、終わりにしたくなったのか。ちょっと残念な気がするが、始まりがあれば終りもある。
お掃除人の主人公がさっと事件を解決するなんて、設定も面白かった。
うーん、残念。

モップの精は旅に出る
モップの精は旅に出る近藤 史恵

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日本会議 戦前回帰への情念

山崎 雅弘著『日本会議 戦前回帰への情念』読了
たまたま行った図書館で平置きしてあったので手にとった。
よく週刊誌の広告の題名では見かけていた”日本会議”という組織が何を目指しているかが書かれている。
片側からの意見なので、すべてを信じるというわけにも行かないが、まああたっているのだろう。戦前回帰とは困ったものだ。改憲論者からすると今の憲法はGHQから押し付けられたもので、日本人を極度に貶めるためのものだという主張をされているが、戦後70年、この憲法で日本は発展を遂げ、戦争を起こさない平和な70年を過ごしてきたわけなんだけど、それを全否定するのだろうか。いいか悪いかと言ったら、与えられた者の中でやっていくしかないので、どんな憲法でも従わなければならない。その中でうまくやっていくしかない。それでも、ダメなところがあるのなら、変えていけばいい。そのためには議論が必要。どこがいけないのか、どう変えるのか、それによってどう良くなるのか。そういった議論ができるのか。
自衛隊は戦力なのかとか、疑問はいっぱいある。憲法を守ってきたはずが、解釈によって捻じ曲げられることは残念だ。解釈で変えてしまうのなら、それでもいい。別の解釈だってできることになる。やっぱり、ちゃんとしないといけないところはちゃんとしなけりゃね。そして、悪法も法。守らねばいけないものは守らねば。
まともな議論ができずに、数の論理で変えてしまうのは、まさに戦前のやり方ではないだろうか。ちゃんと後世の人たちに恥じないことをやらねば。あそこで間違ったから、こうなったという歴史に書かれる首相になりたいのだろうか。
ちゃんとしなけりゃね。

日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書)
日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書)山崎 雅弘

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日本会議の正体 (平凡社新書) 日本会議の研究 (扶桑社新書) 日本会議の全貌  知られざる巨大組織の実態 日本会議とは何か: 「憲法改正」に突き進むカルト集団 (合同ブックレット) 5つの戦争から読みとく日本近現代史――日本人として知っておきたい100年の歩み 大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争 (幻冬舎新書) 戦前回帰 あたらしい憲法草案のはなし 偽りの保守・安倍晋三の正体 (講談社+α新書) 「憲法改正」の真実 (集英社新書)

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