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倒れるときは前のめり

有川 浩著『倒れるときは前のめり』読了
著者の新聞などに掲載したエッセイなどを集めたもの。
もともと文章の上手い人ではあるが、エッセイも非常に読みやすくて、しかも著者の意見がたくさん出ていて面白かった。特に震災での自粛の考え方。アニメを放送しようとしたテレビ局に対して不謹慎との意見があったということに対して、自粛が被災地になんの得にもならないということ。自粛などはせずに普通に暮らし、経済を回していくことが被災地にも特になる。確かに、不謹慎な行動はしてはならないが、例えば被災地の子供たちだってアニメ番組を見たいんじゃないかなってこともあるじゃない。もし、アニメ番組を不謹慎と思う人は見なければいいだけだし。そうだよな。
あと、高知県出身ということもあり、地方の活性化には思うことがある。県庁おもてなし課という小説も書かれているが、その土地、土地でいいものが沢山あるが、それをうまく発信できていない、周知できていないのが今の日本だ。ふるさと納税で返品目当てになっているという批判もあるが、土地のものを返品として出すのは地域活性化としては非常に意味があると思う。そうでないものを出すのはこれまたどうかと思うが。

最後に小説が2つ。短編だが、非常に味わいがある。もし、自分の会社でなにか売り出したい自信を持った商品があるのなら、この人に短編を書いてもらってくっつけるのがいいな。そんなことを思ってしまう。
いいエッセイ集だった。

倒れるときは前のめり
倒れるときは前のめり有川 浩

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