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戦略がすべて

瀧本 哲史著『戦略がすべて』読了
ビジネス書かな。
直接戦略について書いているわけではないが、AKB48などの成功例を解きほぐす中で戦略の大事さを表している。たしかにそうかも。
うまく行った出来事は戦略がしっかりしているからうまく行った。戦略がしっかりしていなければうまくいかないのは当たり前。戦略がなく、その場限りの戦術で闘うのはしんどい。日本人は総じて戦略を立てるのは苦手。道を描いてもらったあと、コツコツやっていくのは得意なんだけど。太平洋戦争でも、下士官以下の兵士は優秀だったけど、戦略を立てるのが下手なので、行き当たりばったりとか兵站が間に合わないのに戦線を拡大しちゃうとかしてダメにしちゃったんだよね。もっとうまく戦わなければいけなかったはずなのに。
同じようなことがビジネスでもある。アメリカのベンチャーなんかは最初のしっかり戦略を組み立てたあとで、仕事を進めるので間違いが少ない。ブレがない。だから、うまくいく確率が高い。何事もそうだけど、しっかりした戦略、方針に基づいてしっかり計画をたてて、それを実行するなら、失敗は少ない。
わかっているけど、出来ないんだよな、これが。上の方針がブレるからね。AプランとともにBプランのことも考えておかないといけないのはつらい。でも、それが日本の常識なんだよね。
はあ。

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