検事の本懐
柚月 裕子著『検事の本懐』読了
左方検事シリーズ。
前作はすでに検事をやめて弁護士となっていたが、その主人公が検事となった頃を短編集として語る。
合わせて、父親で弁護士だったが業務上横領の罪に問われて、結局は獄中でなくなった経緯なども語られる。その他、さらに高校生だった際のエピソードも。
それぞれが非常に面白い。この検事さんだったら、巨悪も捕まえて罰してくれるんじゃないかと思ってしまう。人物の描き方が素晴らしいので、物語にどっぷり入ってしまうことができる。いいねぇ、このシリーズ。
まだまだ続けることが出来そうなので、続けてほしいなあ。どこかで検事を辞めるエピソードも描かれるのだと思うけど、それも楽しみ。
検事の本懐 | |
![]() | 柚月 裕子 宝島社 2011-11-10 売り上げランキング : 287678 Amazonで詳しく見るby G-Tools |





| 固定リンク
« 闇に香る嘘 | トップページ | ハーメルンの誘拐魔 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント