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検事の本懐

柚月 裕子著『検事の本懐』読了
左方検事シリーズ。
前作はすでに検事をやめて弁護士となっていたが、その主人公が検事となった頃を短編集として語る。
合わせて、父親で弁護士だったが業務上横領の罪に問われて、結局は獄中でなくなった経緯なども語られる。その他、さらに高校生だった際のエピソードも。
それぞれが非常に面白い。この検事さんだったら、巨悪も捕まえて罰してくれるんじゃないかと思ってしまう。人物の描き方が素晴らしいので、物語にどっぷり入ってしまうことができる。いいねぇ、このシリーズ。
まだまだ続けることが出来そうなので、続けてほしいなあ。どこかで検事を辞めるエピソードも描かれるのだと思うけど、それも楽しみ。

検事の本懐
検事の本懐柚月 裕子

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