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私にふさわしいホテル

柚木 麻子著『私にふさわしいホテル』読了
小説家志望の女性を主人公として書かれた表題作の後、それに付随した短編を書いて連作短編集とした小説。
懸賞小説の大賞に選ばれるも、作家デビューがなかなか出来ず、作家となるために、別の出版社で別のペンネームで小説を書く主人公。その生活の中で、大御所の作家の缶詰となっているホテルに行って、書物の妨害をして雑誌の連載に穴を開けるとか、いろいろなことをやる。これが小説家なんだろうなって思わせてくれる。そんなにひどいのかな。
まあ、小説家に自分の仕事の周りを面白おかしく書いてもらっているので、本当でも本当でなくても面白ければそれでいい。小説家もそんなに儲からないんだろうね。設けることも大事だけど、書くことが本当に好きでなければ物書きなんてならないんだろう。

私にふさわしいホテル
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