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さよならの手口

若竹 七海著『さよならの手口』読了
葉村晶シリーズの最新刊。久しぶりに読んだ感覚があったが、あとがきを読むと13年ぶりだと。その分、主人公も年を取り、40台となっている。
関わっていた探偵事務所が廃業となり、探偵はちょっとお休みをして、古本屋のバイトをしているところから始まる。最初のマクラの部分だけを読んだだけでワクワクしてしまった。この部分だけでも短編になれる。
このちょっとした事件で入院していた部屋に同室していた老女から、20年前に失踪した娘を探してくれと頼まれる。もともと20年前に別の探偵が調べていた報告書をたどる形で再度調べることとなるが、そこに実はその娘が私生児であったり、その父親が誰であるのかの謎解きや昔調べていた探偵も同じ頃に失踪していたことなど、いろいろな伏線が張られ、それを終盤に向かって回収していくさまは非常に面白い。終わりまでワクワクして一気に読んでしまった。
もともと話のうまい著者だと思ったが、この登場人物に思い入れがあることがよく分かる。このシリーズも続けてほしいな。このミスに選ばれるだけのことはある。非常に面白かった。次回作に期待。

さよならの手口 (文春文庫)
さよならの手口 (文春文庫)若竹 七海

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