下山事件 暗殺者たちの夏
柴田 哲孝著『下山事件 暗殺者たちの夏』読了
戦後最大のミステリー、下山事件を扱ったフィクション。
著者は下山事件のノンフィクションも書いているが、ノンフィクションでは語りきれないところを、フィクションという形で描いたもの。なぜ下山総裁は殺されなければならないのか。自殺に見せかけた偽装工作は誰が何のために行ったのか。その点をフィクションとして描いている。
国有鉄道の総裁が行方不明となり、轢断死体となって見つかるなんて普通の状況ではない。でも、そこには戦後の占領状態でしかも、国が少し乱れていた時なので、あり得たものなのか。今の世なら、もっとちゃんと捜査が行われただろうに、結局は自殺他殺どちらかも明確にされずに闇に葬られた形となってしまった。はたして真相はなんだったのか。案外アメリカ公文書館の占領時代の文書のなかに何か残されているのかもしれない。
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