ヘルたん - ヘルパー探偵とマドンナの帰還
愛川 晶著『ヘルたん - ヘルパー探偵とマドンナの帰還』読了
ヘルたんシリーズ第二弾。
ヘルパーで探偵助手をする主人公が事件を解決する短編集。前作とのつながりがあって、それを読んでいないとわからないところもある。特に主人公の高校の先輩で密かに思いを持っている女性が失踪しているのだが、その理由とかどこにいるとかそういうことがわからない。前作を読めばいいのだが、あまりに昔に読んだので忘れてしまっている。読み直せってことかな。
この小説、なかなかいいなと思うのは介護保険の制度とか、ヘルパーのサービス、認知症の症状など今の日本の高齢者を取り巻く状況をある意味ちゃんと説明してくれている点だ。知り合いに若年性認知症の人もいるので、参考になる。
あと、浅草近辺が舞台となるので、昔の芸者の人とかも登場人物でいるので、いろいろうんちくも説明してもらえる。それもおもしろい。
副題にもなっているようにマドンナが帰還しておしまいとなるので、次もあるんでしょって思う。次、早く出してもらわないとまた忘れてしまうよ。
ヘルたん - ヘルパー探偵とマドンナの帰還 | |
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