« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »

小説 外務省-尖閣問題の正体

孫崎 享著『小説 外務省-尖閣問題の正体』読了
これは小説という形を取っているが、書かれている内容は事実なのだろう。
尖閣問題は日中間のややこしくするためのものであり、表に出てくることになれば必ず問題となることだった。一度棚上げで両国間は合意したみたいだが、当然ながらそんなことを公式に文書化も出来ないだろうから、そうしたことを首脳間で取り決めたという記憶だけが残った。そのため、時間とともにそして人とともに忘れられ、両国間の関係とともに表に出てきて問題となってしまった。
北方領土問題だってそうだ。ロシアが実効支配しており、普通に考えたら返還なんてできるはずがない。でも、何らかの両国間の利害が絡めばできることもある。そんな大変な交渉だから、簡単にできないし、表に出来ない。ある日突然首脳間会議が持たれて決まるのだろう。それによって、周りの国との関係も関わってくる。特にアメリカとの関係だ。
ロシアと日本が仲良くなるのはアメリカとしては気に食わない。同様に日本と中国が必要以上に仲良くなるのも気に食わない。だから、ちょっとした問題を提起する。
アメリカは中国の南シナ海の軍事基地化を気にしているが、はたしてどこまでちょっかい出すのか。ちょっかいで済めばいいが、下手をすると本格的な軍事衝突になる。振り上げた拳の落とし所が無くなる。さて、どこまでやる気があるのか。中国はちょっかい出されたらやるんじゃないかと思うよ。ただ、経済的なつながりもあるからどうなんだろう。そんなに簡単な話ではないと思うけどね。
だからといって安保改悪は困っちゃう。安部首相はある意味歴史に名を残す首相になるかもしれない。まあ、跡継ぎもいないんだから仕方がないが。

小説 外務省-尖閣問題の正体
小説 外務省-尖閣問題の正体孫崎 享

現代書館 2014-04-10
売り上げランキング : 25925

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
日米開戦の正体――なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか いま語らねばならない戦前史の真相 崖っぷち国家 日本の決断 戦後史の正体 (「戦後再発見」双書) 日本を疑うニュースの論点 (単行本)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)

柚木 麻子著『ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)』読了
最近NHKで『ランチのアッコちゃん』がドラマ化されたりして、著者の本はなかなか話題になっているのかもしれない。
この本はおもちゃ企画制作会社の女子社員が片思いしているおもちゃデザイナーとのお話。連作短編集となっている。少しミステリーの要素もある短編もあって面白かった。
急に隣のマンションの屋上にタンクが設置されて、スカイツリーが出来たのはなぜかを調べたら、殺人事件が露見したり。
ミステリーとOLの切ない片思いの両方に興味深かった。
著者の本は現代の都会の社会の中で、どこにでもありそうな会社の中のとある社員の生活を切り取る感じが上手く表現されている。こういう生活をしているだろうなって感じが上手く出ている。都会で暮らすのは楽でもあり、大変でもある。面倒でもあり、大変でもある。そんな中でみんな生きている。だから、小説との一体感が生まれるのかなと思う。

ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)
ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)柚木 麻子

東京創元社 2014-08-11
売り上げランキング : 52448

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
3時のアッコちゃん ナイルパーチの女子会 本屋さんのダイアナ その手をにぎりたい あまからカルテット (文春文庫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

市議会議員に転職しました。: ビジネスマンが地方政治を変える

伊藤 大貴 遠藤 ちひろ著『市議会議員に転職しました。: ビジネスマンが地方政治を変える』読了
市議会議員というものは実際には市民に近い存在であるはずだが、実際には身近ではないので興味が無い人も多いだろう。そんな中で職業として市議会議員になろうとした人が、会社員をやめて選挙に出た体験を説明した本が本書である。
職業としての議員がどういうものであるのかはなかなかわからない。他の職業と違い、4年に一回選挙で当選しないと仕事を続けられない。それはある意味、4年に一回就職試験を受けさせられているみたいなものかもしれない。普通の会社員なら、会社が倒産とか仕事を失敗したとかでない限り4年に一度転職する人もいないだろう。優秀な人ほど同じ会社にずっと勤めるのがいままでの日本人の美徳だったから、会社員がサラリーマン生活をやめて議員になるなんて普通では無いのが今までだった。これからはそうでないかもしれない。
いや、そうでないなら、議員は自営業の人と定年後の人しかいなくなっちゃう。優秀な人が議員になったほうが本当はいいので、そういったことが普通に起きると大多数のサラリーマンの市民のために働く議員が増えていって、サラリーマンが暮らしやすい市ができるのではないかと思う。あとは選挙という特殊行事をうまくこなすことができるかかな。お祭りみたいなものと考えるか、一大プロジェクトと考えて計画的にできるか。
そろそろ計画を立てて行く時期かもしれない。

市議会議員に転職しました。: ビジネスマンが地方政治を変える
市議会議員に転職しました。: ビジネスマンが地方政治を変える伊藤 大貴 遠藤 ちひろ

小学館 2014-05-28
売り上げランキング : 242344

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
1.21人に1人が当選! “20代、コネなし”が市議会議員になる方法 28歳で政治家になる方法―学歴・職歴・資格一切不要!  25歳以上なら誰でもなれる! 最新選挙立候補マニュアル―選挙参謀はいりません バカヤロー市議会議員【現役市議会議員が暴く、地方自治の裏のウラ】 (晋遊舎新書 S04) 最新版 市民派議員になるための本~あなたが動けば社会が変わる~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年5月 | トップページ | 2015年7月 »