ラスト・ワルツ
柳 広司著『ラスト・ワルツ』読了
D機関シリーズ。
なんとなく題名からこのシリーズの終わりなのかと思ってしまったが、そうではなく、中に含まれている舞踏会の話からラスト・ワルツにつながっているのかと。
太平洋戦争の前の時期のスパイを題材に今回は満州とドイツの話、そして一見関係ない子爵の娘の話となかなか話の展開は面白い。
相手を出し抜きつつ、騙し騙されのコンゲームのようになっていくのはスパイものの常套手段かもしれない。このシリーズは短い話の中に面白さがぎゅっと詰まっていてハズレがない。次にも期待したい。
ラスト・ワルツ | |
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