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ラスト・ワルツ

柳 広司著『ラスト・ワルツ』読了
D機関シリーズ。
なんとなく題名からこのシリーズの終わりなのかと思ってしまったが、そうではなく、中に含まれている舞踏会の話からラスト・ワルツにつながっているのかと。
太平洋戦争の前の時期のスパイを題材に今回は満州とドイツの話、そして一見関係ない子爵の娘の話となかなか話の展開は面白い。
相手を出し抜きつつ、騙し騙されのコンゲームのようになっていくのはスパイものの常套手段かもしれない。このシリーズは短い話の中に面白さがぎゅっと詰まっていてハズレがない。次にも期待したい。

ラスト・ワルツ
ラスト・ワルツ柳 広司

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数字の国のミステリー

マーカス デュ・ソートイ著『数字の国のミステリー』読了
たまたま手にした本。
懸賞金がかけられた数学の問題について比較的平易に解説してくれる。
素数に関するリーマン予想や先日解かれたポアンカレ予想などについての説明。なかなかついていくことは出来ないが、結構面白く読めた。

数字の国のミステリー
数字の国のミステリーマーカス デュ・ソートイ Marcus du Sautoy

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長屋の富

立川 談四楼著『長屋の富』読了
たまたま手にした本。
落語調のお話。博打で勝った金で富くじを買ったら、1000両があたってしまい、それを狙って様々な人が寄ってくる。まあ、何時の時代も変わらないか。
ただ、これだったら普通の落語を聞いたほうが面白いか。

長屋の富
長屋の富立川 談四楼

筑摩書房 2010-11
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数学ガールの秘密ノート/数列の広場

結城 浩著『数学ガールの秘密ノート/数列の広場』読了
これでこのシリーズは全部読んだことになるのかな。
今回は数列だ。高校の数学で習う内容だと思う。40年くらい前に習ったことを思い出す。ただ、高校の授業は教科書をなぞるだけだったのでそれほどおもしろくなかった気がする。
数列は数字がどのように並んでいるかの法則を見出すもので、そこから和を求めたり一般項を式として求めたり、あとは微分につながる極限の考え方とかいろいろ広がっていった気がする。だいたいこの辺りから高校の数学は難しくなってついていけなくなる人が増えてくる。この本のように興味をもたせながら、先を進んでいく感じに持っていけばもっと理解は早かった気がする。
だいたい高校の数学は入試に直結するので、入試の問題から逆に理解していくこともあった。数学はいかに論理的に考えることができるかだからね。でも、論理の仕方というか考え方の道筋がわかってくると問題もいきなり解けてくる時がある。
こういう本を高校生や中学生が読んでくれると理系の人が増えてくれるのではと思うのだが。

数学ガールの秘密ノート/数列の広場
数学ガールの秘密ノート/数列の広場結城 浩

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東京ブラックアウト

若杉 冽著『東京ブラックアウト』読了
原発ホワイトアウトの次の作品。
現在の時代を舞台に原発再稼働とその後の大事故でどうなるかと描く。
電力の利権に群がる人たちにとっては原発再稼働はどうしてもやらなくてはいけないことなんだろう。たしかに火力発電に大きく頼っている今の状況からしたら、安全な原発は動かせばいいとは思うけど、フクシマ以後の我々にとって何を持って安全といえるかということとなる。システムを動かす仕事をやっていると、何らかの障害や問題が発生するとその問題の対応のため、対策を行う。例えば一人作業をやめて、複数名による相互チェックとかね。でも、そうやってももれてしまってまた事故が起きる。相互チェックでもダメだから管理者にチェックさせるとか。どんどん防衛線が手前に来てしまう。システムを動かすだけなのに、もう二度と起きない障害のためにとんでもなく面倒な作業をしなければならなくなる。今の日本ではコレと同じことになる。安全な原発を稼働させるためにはとんでもなく手間をかけて動かすことになる。それでも事故が起きないとはいえなくなる。
この小説のように、テロにあったら一巻の終わりなんてこともいえるのだ。想定外のことはどこで起きるかわからない。本当にどこかでもう一度原発で事故が起きたら日本は終わりになるかも。しかもこの小説のように新潟で事故が起きたら首都圏で影響がないとはいえないだろう。そうなると原発に頼らずに、しかもコストが安い電力源を探さなきゃってことになるんだけど、電力会社とか政府は重い腰なんだ。火山大国なんだから地熱発電なんてもっとやればいいと思うのだけど。太陽光よりはよほどいいと思うのだけど。
でも、きっと原発は再稼働される。事故が起きなければいいと本当に思う。

東京ブラックアウト
東京ブラックアウト若杉 冽

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原発ホワイトアウト 日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか 国家の暴走 安倍政権の世論操作術 (角川oneテーマ21) 日本の聖域 この国を蝕むタブー 原発と大津波 警告を葬った人々 (岩波新書)

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聖女の救済

東野 圭吾著『聖女の救済』読了
ずっと昔に読んでいて、ここに書くのを忘れていた。
ガリレオシリーズ。
毒による中毒死した被害者がどうやって毒を盛られたのかを探る主人公。何年も前に毒を仕込んでおいて、もし約束が守られなかったら、その毒が使われるように仕組んだトリックに挑む。原理的には可能だが、本当にそこまで出来るのかというと厳しい。まあ、そこはお話だから。
論理的なトリックにはいつも敬服してしまう。よくそこまで考えるものだと。この小説はだいたい犯人もわかっているが、以下に犯行を実行したが大きな問題となる。こういったミステリーも面白い。

聖女の救済
聖女の救済東野 圭吾

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ガリレオの苦悩 容疑者Xの献身 真夏の方程式 虚像の道化師 ガリレオ 7 予知夢

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ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~

三上 延著『ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ 』読了
シリーズ6冊目。あとがきによれば、あと1冊か2冊でシリーズ終了となるとか。
今回は太宰治の初版本をめぐる物語。過去の本紛失事件のからくりを解決する。
新たな登場人物も結構出てきて、いつもの人物もどういう人だったっけと思いだしたりなんかして、なかなか先に進めなかった。主人公の二人の仲は深まっていくものの、ミステリーの要素はちょっと少なくなり、この先どうなっていくのかが一番の謎になっている。さて、どのように終わらせるのか。
古書に関する知識は深く、太宰治が好きな人にとっては面白く読めるだろう。自分はちょっととっつきにくかったけど。

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)三上 延

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ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫) ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫) ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫) ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫) 珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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