異次元の館の殺人
芦辺 拓著『異次元の館の殺人』読了
密室殺人の謎解きに並行世界にスリップする現象が加わり、犯人探しが混迷する。一つの密室殺人で何回も解決編が書かれる感じ。
表紙はシュレディンガーの猫を描いている。量子物理学におけるパラドックスの一つだ。これを使って並行世界の間をスリップする。スリップするたびに関係者の氏名が微妙に変わるのは愛嬌だが、犯行現場も微妙にかわり、隠し扉があったりなかったりする。そのたびに解決編が変わり、実は真犯人は別にいた。
SFとミステリーを組み合わせる手法は結構面白かった。
異次元の館の殺人 | |
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