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オービタル・クラウド

藤井太洋著『オービタル・クラウド』読了
久しぶりに日本人作家によるハードSFを読んだ。
舞台は2020年の地球。宇宙を舞台とした開発競争に民間が参入し、宇宙空間にホテルを作るなんてことをやっている。そこがテロの舞台となる。
題名のオービタルクラウドは軌道上の雲という意味だ。実は読む前はクラウドをIT基盤の方を予想していて、宇宙空間にAWSみたいなものを作ってそこで事件が起きるのかと思っていたが、まさに物理的に宇宙開発の話だった。
しかし、よく書けている。事実と空想がなかなかわからないくらいしっかり考証もされているのだろう。いろいろな事象を盛り込んでまさに今そこで起きているかのような臨場感があった。
最後はめでたしめでたしで終わるのだが、なかなか宇宙空間の開発も大変なんだと思った。人間の欲望はとどまるところを知らないから、そのうちに人工衛星の軌道上にホテルを作る人が出てくるかもしれない。
私が生きている間には、宇宙への旅はもっとポピュラーになっているかしら。

オービタル・クラウド
オービタル・クラウド藤井太洋

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