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赤い指

東野 圭吾著『赤い指』読了
加賀恭一郎シリーズ。
このシリーズを読んでいなかったので、どこから始めようかと思ったのだが、昔の方はけっこう間があるので、ここから読み始めている。
本当に著者は現代の問題を切り取って小説にするのがうまい。今回は未成年者による少女の誘拐・殺人と高齢者の介護の話がベースにある。この高齢化社会だ。なにがあるかわからない。自分の親を介護することが難しくなる。ボケてしまった母親に罪をなすりつけようなんてちょっとない気もするが、先日読んだ記事によれば日本の殺人の約半分は親族間で起きているらしい。血のつながりがあったりなかったりするのだろうけど、非常に近い関係で殺人が起きている今の日本なのだ。
ちょっとしたことから真実を見抜くところはすごいし、それをさらっと書いてしまうところなんかは本当に脱帽。読んでいて、そして読み終わって感動してしまうのだからすごい。あっと驚く真実なんかも出てきて、いやーなんか2,3冊分楽しませてもらった。
次に行こう。早く次の本を読みたい。

赤い指 (講談社文庫)
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