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天啓の殺意

中町 信著『天啓の殺意』読了
リバイバルものの第三弾?
これが何年も前に書かれたなんて思えないほど、生き生きした描写。これをリアルタイムで読みたかった。叙述ものミステリーとしてしっかりできている。途中までは著者にすっかり騙されていたが、意外な人物が犯人で面白かった。
あらすじとしてはこんな感じだ。殺人事件が描かれた小説を書いた後に作家が失踪し、自殺がほのめかされる。その小説と同じ事件があり、その犯人が捕まっていないことから、作家が小説という形で殺人事件を取り上げ、問題編のみを書いた後に失踪してしまった。実際には解答編も書かれえいるのではないか。周りの人間がその殺人事件をもう一度調べていくが、更に何人かの関係者が殺される。小説があらわした犯人は本当に犯人なのか。本当の犯人とはだれか。
残念ながら著者はお亡くなりになっているが、リバイバルものをもう少し読んでいきたい。

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天啓の殺意 (創元推理文庫)中町 信

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武蔵野アンダーワールド・セブン―多重迷宮―

長沢 樹著『武蔵野アンダーワールド・セブン―多重迷宮―』読了
パラレルワールドの設定で、日本で内戦が起きている。地下の建造物が多く作られた中で、それらを探検するのがブームになっている。
探偵のところにさる名家から地下施設の調査を依頼される。そこで殺人事件が起きる。
結構込み入った設定の中、いろいろな人物が出てくるがちょっと多すぎてついていけない。そうかと思えば多重人格の設定なんかがあって誰が誰やらわからなくなってきた。
ミステリーの要素は理解できたが、なかなか物語に入り込めなくて難しかった。

武蔵野アンダーワールド・セブン―多重迷宮―
武蔵野アンダーワールド・セブン―多重迷宮―長沢 樹

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灯油ポリタンク用ポンプの優れもの

さるHPで紹介されていたもの。
早速買ってしまった。

本当にすぐれものなんだ。

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麒麟の翼

東野 圭吾著『麒麟の翼』読了
「加賀恭一郎シリーズ」
書き下ろしらしい。映画化もされており、先日BSでやっていたのを見て、原作を読みたくなった。
日本橋の橋の上で男が殺されているのが見つかる。その男のかばんは別の男が持ったまま、交通事故にあい、結局なくなってしまう。その男が犯人なのか。なぜ、日本橋の橋の下まで行って亡くなったのか。麒麟の翼とはなにか。
なかなかおもしろい。目の付け所がいいねぇ。日本橋の名所を訪ねてみたくなる。本当に映画向きなミステリーだ。
真相は意外なところにある。教訓も入れ込んでいいミステリーだ。

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麒麟の翼 (特別書き下ろし)東野 圭吾

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ケモノの城

誉田 哲也著『ケモノの城』読了
ある男に監禁されていた女が逃げ出し、警察に保護される。監禁されていた部屋を捜索すると何人もの血液が検出される。監禁と虐待、殺人と死体遺棄が行われていた。そこはまさにケモノの城だった。
フィクションとして読むとこんな話があるのかなあと思ってしまうが、実はもっとすごい事件が現実にあったのだった。尼崎の一家殺人事件だ。何人もの人がいなくなっていることがわかる。関連する家族が崩壊させられていて、しかもその実行を家族が行っていたというなんとも理解に苦しむ事件が実際にあった。現在まだ裁判が進んでいるが、一番の首謀者とされる女性は留置場で自殺してしまっているので、真相は闇の中に葬られてしまうだろう。
でも、どうしてこんなことになっちゃうのか。家族を人質にして全財産を奪い取るとか、裸にして寒風の中外に放り出すとか、どうしてそこまで従ってしまうのか。警察は全くわからなかったのか。謎が多い。でも、現実に起きたということはすぐそこにある事実だということだ。ある日突然被害者になるかもしれないということを証明してる。なんでなのか。不思議でしょうがないのだけど、平気で人をだますような人がいるということだ。
怖い世の中だ。

ケモノの城
ケモノの城誉田 哲也

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新参者

東野 圭吾著『新参者』読了
加賀恭一郎シリーズ
ベストセラーになるだけのことはある。非常に面白かった。
連作短編集なのだが、ちゃんとひとつの事件の解決にむけて進んでいる。もともと雑誌に掲載された話をつないでいったらしいが、まとまるところがすごい。
主人公が人形町に異動になり、街を歩きながらひとつの事件を捜査していく。その積み重ねのお話が一つ一つなのだけど、この短編自体が完成されている。それだけ読んでも面白いし、先が読みたくなる。
映画化もされたらしいが、本当に映画向きなミステリーだ。雑誌に短編で出ていた頃は読者にしてみれば、先を読みたくてたまらなかっただろう。
素晴らしいとしか言いようがない。脱帽。

新参者
新参者東野 圭吾

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貴族探偵

麻耶 雄嵩著『貴族探偵』読了
ミステリー短篇集
事件の解決のために現れる貴族探偵。貴族のお方が謎を解くとおもいきや、下僕が謎解きを行うのだ。高貴なものが動くわけではない。一つ一つの話はそれなりに面白かった。貴族探偵が出てこなかったら、普通のお話になっているかも。

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夏服パースペクティヴ

長沢 樹著『夏服パースペクティヴ 』読了
樋口真由シリーズ第二弾。
高校の夏の合宿で起きる殺人事件。なぜ、犯人は被害者の首を落とさなければならなったか。
ちょっと高校の合宿には程遠い重い殺人事件だし、長い小説なんでちょっと読むのに苦労してしまった。なかで映像関係とか映画関係の描写があるのだが、そっち系には興味も造詣もないのでなかなか読み進められなかったのはたしか。
でも、なぜ首を切り落とす必要があったのかはなかなかおもしろかった。人間の行う行為には何かしらの目的があるはずなので、それを探すことは動機にもつながる。面白いねぇ。

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夏服パースペクティヴ (樋口真由“消失”シリーズ)長沢 樹

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赤い指

東野 圭吾著『赤い指』読了
加賀恭一郎シリーズ。
このシリーズを読んでいなかったので、どこから始めようかと思ったのだが、昔の方はけっこう間があるので、ここから読み始めている。
本当に著者は現代の問題を切り取って小説にするのがうまい。今回は未成年者による少女の誘拐・殺人と高齢者の介護の話がベースにある。この高齢化社会だ。なにがあるかわからない。自分の親を介護することが難しくなる。ボケてしまった母親に罪をなすりつけようなんてちょっとない気もするが、先日読んだ記事によれば日本の殺人の約半分は親族間で起きているらしい。血のつながりがあったりなかったりするのだろうけど、非常に近い関係で殺人が起きている今の日本なのだ。
ちょっとしたことから真実を見抜くところはすごいし、それをさらっと書いてしまうところなんかは本当に脱帽。読んでいて、そして読み終わって感動してしまうのだからすごい。あっと驚く真実なんかも出てきて、いやーなんか2,3冊分楽しませてもらった。
次に行こう。早く次の本を読みたい。

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人気弁護士が教える ネットトラブル相談室

中島 茂著『人気弁護士が教える ネットトラブル相談室』読了
たまたま図書館で見かけた本。
だいたい内容はどこかで見かけたりしたものだけど、まとめてくれているので頭の整理の意味でも読んでよかった。自分はIT関係の仕事をしているのである程度常識的なところもあるけど、一般の人にとってはこんなことが問題になるんだねって感じだろう。
メールの誤送信なんか、誤字脱字と同様に普通にやってしまうものだよね。内容が大したものでなければそう問題にしなくてもいいようにも思うけど、そういうことがあったということは今度起きるときにはもっと問題がある内容の場合もあるので、注意しなければね。やっぱり仕組みというかツールなんかで予防するしかないね。人間は間違えるものだから。後で取り消しができないというメールの仕組みも問題なんだけどね。最初にメールを考えた人って、ちょっとした情報共有ぐらいだっただろうし、そんなに重要なものを送ろうなんて思っていなかったので、取り消しとか削除のことを考えなかったんだろうね。今となってはどうしようもないけどさ。
とにかく、一度インターネット上に出ちゃったものは消せないのが常識として考えないといけないね。注意一秒怪我一生。

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