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リターン

五十嵐 貴久著『リターン』読了
『リカ』の続編だ。ホラーの感じは十分にある。
放置されたスーツケースから男の死体が見つかるところから始まる。その死体には手足や耳などがなかったが、死後切られたものではなく、切り落とされてから10年以上経過していたことがわかる。前の事件の後、犯人が男を活かしていたことがわかった。
前のストーカー事件の犯人は生きていた。生きていただけでなく、被害者の男の手足などを切り落とした状態で世話をしていた。死因は食べ物を喉に詰まらせた窒息死だった。そうやって生かされてきた男はどうやって生きてきたのか。
主人公の女捜査官が犯人を追うが、逆に捕まって監禁され、またも人体切断の餌食になりそうになる。ちょっと読むのが辛くなるね。本当にホラーだわ。
結局犯人は友人の女捜査官に12発もの銃弾を打ち込まれて死んで事件は終りとなる。
でも、最後に怖い場面があるんだ。いやー怖い。
10年ぶりに続編を書いた著者の気持ちを知りたいね。執念なんだろうか。さすがに怖いホラー小説だった。

リターン
リターン五十嵐 貴久

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