« 2014年9月 | トップページ | 2014年11月 »

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

坪田信貴著『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』読了
この題とそれっぽいギャルの写真で本屋に平積みされていた時に手にとったが、しっかり読んだのは最近。ギャルの写真にすっかり騙されるが、この子はお話の子ではなく単なるモデルの娘。似ているのかもしれないが。
実話としてこんな娘がいたのだ。学年ビリで聖徳太子を知らなかったなんて、我々の年代では驚きだが、今はそのくらいの学力の子は結構いるのだろう。太平洋戦争でどこの国と戦ったのか聞いたら、ちゃんと答えられない子のTV映像もあった。もっともそういう子を選んで放映しているから、全てではないだろうけど。
そんな子がまじめに学習塾の先生に指導され、徐々に学力をつけて行って、慶応に受験できるところまで来たのはすごい。受験だけなら誰だってできるが、それでも惜しい点数くらいのところまで学力をつけていったのだからね。それで、たまたま受験した試験に恵まれて合格したのもすごい。しっかり努力していたから幸運が落ちてきた。そういうこともある。受験だから。たまたま過去問をやったものがその年の試験で同じような問題が出て、解けちゃったので点数をゲットして合格なんてことも起きる。でも、努力したからそこまでできた。土俵に上がるところまで努力したから、不戦勝みたいな棚からぼた餅みたいなことも起きる。いつもいつも学力がない人が間違って合格するわけではない。
だから、適切に指導をしてやればそこそこまでレベルをあげられるという教訓になる。当然ながら本人の努力と適切な指導の賜物だ。夢をしっかり描いて、それをどうやって実現するかを考えて、少しづつ階段を登る努力をするのだ。それはそれは大変なことだ。簡単にできることではない。それをめげずにやるともしかしたら道が開けるかもしれない。必ず道が開けるわけではない。まあ、そこまで努力したら神様もちょっと微笑んでくれる。
こうした実績が公開されるとそれに倣って頑張ってみようと思う人が出てくるだろう。必ずうまく行くわけではないが、努力しないのであるなら必ずうまく行かない。それは真実だ。面白い本を出したものだ。

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話坪田信貴

KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2013-12-26
売り上げランキング : 337

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
中高生の勉強あるある、解決します。 女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法 偏差値29の私が東大に合格した超独学勉強法    角川SSC新書 14歳からの哲学 考えるための教科書 中高生の勉強「まだまだ」あるある、解決します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

リターン

五十嵐 貴久著『リターン』読了
『リカ』の続編だ。ホラーの感じは十分にある。
放置されたスーツケースから男の死体が見つかるところから始まる。その死体には手足や耳などがなかったが、死後切られたものではなく、切り落とされてから10年以上経過していたことがわかる。前の事件の後、犯人が男を活かしていたことがわかった。
前のストーカー事件の犯人は生きていた。生きていただけでなく、被害者の男の手足などを切り落とした状態で世話をしていた。死因は食べ物を喉に詰まらせた窒息死だった。そうやって生かされてきた男はどうやって生きてきたのか。
主人公の女捜査官が犯人を追うが、逆に捕まって監禁され、またも人体切断の餌食になりそうになる。ちょっと読むのが辛くなるね。本当にホラーだわ。
結局犯人は友人の女捜査官に12発もの銃弾を打ち込まれて死んで事件は終りとなる。
でも、最後に怖い場面があるんだ。いやー怖い。
10年ぶりに続編を書いた著者の気持ちを知りたいね。執念なんだろうか。さすがに怖いホラー小説だった。

リターン
リターン五十嵐 貴久

幻冬舎 2013-06-27
売り上げランキング : 54794

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
リカ (幻冬舎文庫) 黒い羽 (光文社文庫) 交渉人・爆弾魔 (幻冬舎文庫) 交渉人・籠城 (幻冬舎文庫) 交渉人 (幻冬舎文庫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

リカ

五十嵐 貴久著『リカ』読了
この本は2002年のホラー大賞らしい。ホラー小説は得意でないので、読まなかった。
怖いの一言。今のインターネットの世界の始まりの頃、出会いサイトが始まった頃を舞台に、かなり怖いストーカーに巻き込まれた男の話である。なぜ、そうなるのとかそういうことは全くない。理由なんかないのだ。異常偏執によるストーカーがインターネットと結びついて、より異常さが増していく。この異常なものから逃れることは難しいだろう。
案外個人情報なんかは守られているのかと思うけど、携帯電話の契約情報なんかから簡単に個人情報は得られていく。秘密なんか守られない。相手がどんなふうに思っているかなんてわからない。そんな相手と出会ったら最後、どうなるかなんてわからない。いい人ばかりではないということをインターネットは教えてくれる。そんな怖い世の中を生きていることを自覚しないといけない。怖いね。同じようなことが現実に起きているからね。
そもそもこの本を読むつもりはなかったのだけど、続編を手にとってしまったから、読まない訳にはいかないしね。続編も怖い。

リカ (幻冬舎文庫)
リカ (幻冬舎文庫)五十嵐 貴久

幻冬舎 2003-10-10
売り上げランキング : 126976

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
リターン 交渉人・爆弾魔 (幻冬舎文庫) 交渉人 (幻冬舎文庫) 誰にもあげない (幻冬舎文庫) 消えた少女-吉祥寺探偵物語 (双葉文庫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤクザと原発 福島第一潜入記

鈴木 智彦著『ヤクザと原発 福島第一潜入記』読了
原発に限らず、大規模な建設工事や土木工事、廃棄物処理なんかはヤクザ関係が絡んでいるとみていい。必要悪なんだろう。うまく付き合えば良いケースも有る。向こうだって商売だから。
この本は著者がヤクザ関係にも詳しく、ヤクザとの知り合いも多いので、その関係も理解しつつ、原発の工事現場に潜入してルポをしてきた話である。福島第一の過酷な工事現場の記述は生々しくて、おそらくそんな感じなんだろうなと思う。
外国と違い、正規雇用者をなかなか解雇できない現実があるので、下請け会社との業務委託が増えることとなる。それが二次請け、三次請けと段階的に中抜き構造となり、ひどい時には六次七次なんてこともある。期間雇用なんてことができるならいいのだろうけど、働く労働者としては安定を求めるからね。
原発の事故収束作業に関して言えば、まだまだ続く作業であるものの、なかなか話題には上らなくなり、事故があった時だけニュースとなるように成ってしまっている。でも、現在も進行形でどこまでも続くものだ。おそらく私が生きている間には廃炉完了にはならないはず。皆関心がなくなっていくけど、常に現在進行形なんだよ。つらいねぇ。それだけ負担がかかっているってことだから。東京オリンピックで盛り上がったとしても、廃炉作業は終わるわけじゃあないからね。
日本人としてはしっかり自覚しなきゃあいけない事柄だよ。

ヤクザと原発 福島第一潜入記
ヤクザと原発 福島第一潜入記鈴木 智彦

文藝春秋 2011-12-15
売り上げランキング : 104431

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
福島原発でいま起きている本当のこと~元・現場技術者がすべてを語った! 潜入ルポ ヤクザの修羅場 (文春新書) 原発ジプシー 増補改訂版 ―被曝下請け労働者の記録 原発アウトロー 青春白書 (ナックルズ選書) 福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ナイト&シャドウ

柳 広司著『ナイト&シャドウ』読了
警視庁のSPがアメリカにSSの教育に行き、そこで大統領の暗殺に結びつくテロの動きを知り、それを未然に阻止する。主人公であるSPの過去などが結びつき、話としては大きな展開を見せるが・・・。
主人公が超エリートみたいで、なかなかとっつきにくい性格を醸し出し、アメリカ在住の日本人女性との関係も膨らむのかとおもえばそうでもなく、なかなかじれったい気もする。
この系統で続編も書けるかと思うのでちょっと期待。

ナイト&シャドウ
ナイト&シャドウ柳 広司

講談社 2014-07-09
売り上げランキング : 62583

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
アンダーカバー 秘密調査 群青のタンデム 闇に香る嘘 アイネクライネナハトムジーク 蟻の菜園 ―アントガーデン― (『このミス』大賞シリーズ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

宇宙はなぜこのような形なのか

『宇宙はなぜこのような形なのか』読了
NHKのコズミックフロントの制作班がまとめた本。
いくつかの宇宙に関する物語を非常にわかりやすい形で書いている。もともと映像化しているものを本にまとめたと思われるので、わかりやすい文章にまとめているから。
最近の観測技術に進歩によって、今まで曖昧だったことがわかるようになって、更に謎が深まった感じ。宇宙の始まりもわかってきたというもの、なぜそうなのかということについてはわかっていない。また、宇宙の大部分を占める暗黒物質と暗黒エネルギーについてはまだまだわからない事が多い。
自分が生きている間には謎は解明されないと思うけど、こういった本や番組で宇宙や科学的なことに興味を持たせてくれることはありがたい。

宇宙はなぜこのような形なのか (角川EPUB選書)
宇宙はなぜこのような形なのか (角川EPUB選書)NHK「コズミックフロント」製作班

KADOKAWA/中経出版 2014-04-10
売り上げランキング : 613579

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
宇宙が始まる前には何があったのか? 宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか オリオン座はすでに消えている? (小学館101新書)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

相互確証破壊

石持 浅海著『相互確証破壊』読了
官能ミステリー?
こういった小説も書けるんだとちょっと感動。ちゃんとしたミステリーで官能の要素が入っている。この官能の部分がまた結構良くて、昔読んだエロ小説を思い出してしまった。
それぞれの話の中で、官能の部分がミステリーを邪魔していないので、一度で二度美味しい形になっている。このシリーズというか系統も続きを出してほしい。

相互確証破壊
相互確証破壊石持 浅海

文藝春秋 2014-07-24
売り上げランキング : 231936

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
御子を抱く もう教祖しかない! ○○○○○○○○殺人事件 (講談社ノベルス) 人生は彼女の腹筋 さよなら神様

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年9月 | トップページ | 2014年11月 »