犬の力
ドン・ウィンズロウ著『犬の力』読了
ちょっと前のこのミス一位。ずっと積んどくだったものを読みきった。
アメリカとメキシコや南米の麻薬戦争を扱った作品。フィクションだが、非常に面白い。おそらくこんな感じなんだろう。アメリカとしてはメキシコから入ってくる麻薬のルートを断ちたいが、同時に南米諸国の政治的な安定化も必要となる。そのためにはアメリカに有利な勢力に武力の供与を行って勢力の均衡を保ったりしないといけない。
結局ヤクザの抗争と同じで、力をつけていくと抗争が起きる。自分で販売ルートを押さえようとするために、血で血を洗う戦いが起きる。殺し屋が送られ、家族を巻き込んで殺戮が繰り返される。なかなかすごい。アメリカも裏の世界はいろいろあるということだろう。
この作家はこのミスでもいろいろランクインされているので、もう少し読んでみよう。
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