いかさま師
柳原 慧著『いかさま師』読了
このミス大賞をとった著者の作品。
この作品は女性の主人公が、自身に知り合いの祖父が画家で、その絵を遺言書で受け取り事になり、そのことで事件に巻き込まれる。
ちょっと話を無理に混ぜ返しているところはあるし、人間関係を無理に複雑にしているので、ちょっとそこでの理解が難しくなっているところはあるが、有名な画家の作品の贋作などを絡めて面白いミステリーにしている。
元の絵の上に絵を書いて、作品を隠すなんて実際にはやらないだろうけど、その昔何でも鑑定団でもそんな絵が出てきたから、案外目的を持ってそういったことはしていた人がいたのかね。なかなかおもしろいところに目をつけたものだ。(これはネタバレだね。)
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