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春から夏、やがて冬

歌野 晶午著『春から夏、やがて冬』読了
納得させられるミステリー。ミステリーはこうあるべきって感じかな。
主人公はスーパーの万引き犯担当。娘をひき逃げ事故で亡くし、妻もそのあと自殺し、独り身となる。たまたま万引き犯の女が娘と同い年の生まれだったために温情をかけ、警察に渡さなかったことから交流が生まれる。まあ、そこまでは普通。
女に男がいて、主人公と男の関係をゆすりのネタにしようとする。当然ゆすられたって構わない主人公の状況なので、どうでもいいのだが、主人公にはがんの徴候もみられる。
たまたま女に娘のひき逃げ事故のことを話すと、なんとその事故の当事者がその女だったという。これ以上書くとネタバレになってしまうのだが、真相は闇の中。真実はあるのだが、主人公の心の平安のために女の取った行動とは。
考えさせられる話だ。
著者のストーリーテラーとしての能力に脱帽。非常におもしろいミステリーになっている。
映像化希望。

春から夏、やがて冬
春から夏、やがて冬歌野 晶午

文藝春秋 2011-10
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