近未来ノベル 富士山大噴火
柘植 久慶著『近未来ノベル 富士山大噴火』読了
やや旬になりつつある富士山の噴火する状況を描いている。
そろそろ来るかなというレベルでは関東圏の直下型地震、東海・東南海の大地震と並んで遜色ない富士山の噴火。自分が生きている間に来るかどうかだが、来たら首都圏は大パニックだろう。
風の吹き方にもよるだろうが、通常は西の風となり、神奈川から東京の西部は結構な火山灰が積もるだろう。あの桜島の噴火で反対側の対岸の鹿児島で結構火山灰が積もるのだから、富士山が噴火したらひどいことになるのは間違いない。
火山灰はまあ考えられるが、溶岩が流れるところまで行くのか、もし、そうなったら、駿河湾までの御殿場、三島あたりはどうなってしまうのか、これも考えたくないところだ。
ほんとにそうなったら遷都でもした方がいいだろうね。
ちなみにこの小説はおそらく起こるだろうことを小説仕立てで書いているが、ちょっと書き方が雑だし、パニックの様子も書かれているがこんなもんじゃないだろう。まあ、小説だし。あと、ほぼ同時に東南海地震が起きるように書いている。ありえないとは言わないけど、そこまでひどくないんじゃない。おまけに津波で駿河湾の沿岸都市は壊滅状態になるなんて書かれちゃって。そこまでは行かないんじゃない。心配はしてもいいけど、空想がすぎることを祈ってます。
でも、いつか来るんだろうな。こういうことが。
近未来ノベル 富士山大噴火 (PHP文庫) | |
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