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襲名犯

竹吉 優輔著『襲名犯』読了
乱歩賞受賞作。
新人賞みたいなもので、案外乱歩賞の受賞作っていいものとそうでないものとのギャップが大きい。これはどちらか。ちょっといけていない気がした。
猟奇的な連続殺人が起き、その犯人がふとしたことで起きた交通事故からわかってしまい、捕まり裁判のあとで死刑判決が下る。死刑は確定し、刑の執行が執行が行われたあとで、同じような犯行の殺人事件が起きる。今度の犯人は前の犯人とのつながりがあり、その犯人を師と仰ぎ、『襲名犯』として主人公に接触する。
どうもつながりがわからない。ブージャムが事件に関係があるのだが、ルイス・キャロルのスナーク狩りは読んでいないので、ここの結びつきがいまいち理解できない。まあ、私が理解できないだけなんだろうと思うけど。
ちょっと入り込めなかった。簡単に理解できない人間関係からこの事件が生まれているので、難しい設定なのは確か。入り込めないのは理解力不足だろう。

襲名犯
襲名犯竹吉 優輔

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