国語、数学、理科、誘拐
青柳 碧人著『国語、数学、理科、誘拐』読了
小学校から中学校までの生徒が通う学習塾が舞台。塾生が誘拐されたという通知が塾長にメールで届く。脅迫文もメールなんだね。現代は。
そこに書いてあったものは、身代金は5,000円。全部一円玉にして、講師5名で1,000円ずつ持ち運べ。それぞれ連絡するから携帯電話の番号を教えろ。
なかなかおもしろい設定だ。そしてかかってきた電話には問題の書かれた封筒が置かれた場所が指示され、その問題をとくと身代金を置く場所と集合場所がわかると言うもの。それぞれの講師の得意分野で出題されている。なかなかおもしろい。
問題をといて、集合場所に集まると、塾生は開放されるが別の塾生が誘拐され、もう一つ問題が出される。そっちはちょっとむずかしい問題だ。
ほんわかしたお話で、結構展開も早いので一気に読めてしまった。
自分は塾なんて行かなかった世代だし、お金もなかったので塾には行けなかったのだけど、こんな感じなんだろうね。今の塾とは。なかなかおもしろいミステリーだった。
国語、数学、理科、誘拐 | |
![]() | 青柳 碧人 文藝春秋 2013-07-09 売り上げランキング : 380716 Amazonで詳しく見るby G-Tools |





| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント