水族館の殺人
青崎 有吾著『水族館の殺人』読了
体育館の次は水族館。館シリーズにするつもりなのか、それでも結構面白かった。
前回の高校生たちのうち、新聞部の面々が取材のために水族館に行き、館長に取材をしている最中に一人の館員が殺されて、サメの水槽に落ちる。サメはその館員を食べちゃうという猟奇的な場面で殺人事件は始まる。犯行の可能な容疑者は11人。その中に犯人はいる。前回登場した風変わりな高校生探偵がいろいろな考察を加えながら、犯人にたどり着く。
前作に比べ、ちょっとお笑いの要素も加え、筆が走っている感じがした。青春小説としてもいいし、ミステリーとしても王道を掴んでいる。最後に意外な犯人がわかるが、その動機がまた奇抜といえば奇抜。それだからあそこで殺したんだねって感じか。
よく出来た小説であり、今回いろいろ次のネタを仕込んでいたみたいなので次がまた期待できる。今度はどこを舞台にするのかな。
水族館の殺人 | |
![]() | 青崎 有吾 東京創元社 2013-08-10 売り上げランキング : 224462 Amazonで詳しく見るby G-Tools |





| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント