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象の墓場

楡 周平著『象の墓場』読了
写真用のフィルム業界の衰退を描いた小説。
技術革新とともになくなっていったものは数多い。レコードやそのプレーヤー、レコード針なんてものは一気にCDに移行してしまって、すでに押入れの肥やしになっている。なかなか捨てられないものだ。ほかにはVHSのビデオテープ。おそらくまだどこの家庭にもあるだろうけど、すでにVHSプレーヤーが壊れて動かない。
フロッピーディスクなんてものもなくなっちゃった。昔は8インチとか5インチのペラペラのものが3.5インチになってプラスチックのカバーが付いて結構重宝したもの。これもまだ棚の上に乗っているけど、すでにパソコンにはFDDがない。
この小説にでてくる民生用のフィルム、印画紙、カメラ店なんてものは一気になくなった部類だろう。一時期価格競争で現像代無料とかそんなこともあったのだけど、いまどきフィルムで写真なんてマニアしかやらないでしょう。デジタルカメラが一気に性能が良くなって、銀塩と遜色なくなってしまったからね。
こう考えていくと、ずっと続くものなんて案外少ないのかもしれない。だから、高校や大学を出て会社に入って、その会社に定年まで勤めるなんで非常に難しくなっているのだろう。
しかたがないことだ。科学の進歩と人類の欲望の結果なのだから。

象の墓場
象の墓場楡 周平

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