鳥類学者 無謀にも恐竜を語る
川上 和人著『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る 』読了
鳥類学者が鳥と恐竜を比較しながら恐竜の性質を語るという、表題にもある無謀な話。
恐竜の化石はたくさん発見されているようだが、なかなか生態などわからないことも多い。第一、同じような種類の化石が出土したとして、それが同じ種類なのか、たまたまおなじに見えるのか、よくわからない。もっと困るのは近い場所で出た似たような化石が同じ種類の個体差なのか、違う種類なのかも厳密にはわからない。
今生きている生物なら遺伝子を取り出して同じか違うかの区別ができるのであるのだが、それができないから上記のような曖昧さが出てくる。
また、そもそもどのように動いていたのか。二本足走行なのか四本足で動いたのか。皮膚の色はどうなっていたのか、毛は生えていたのか、などなどわからないことはいっぱいだ。
発掘の仕方でももっと多くのことがわかってくるのだが、これから思いもよらない発見があるかもしれない。これからも非常に面白い事実がわかってくるのではないかと期待してしまう。
鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー) | |
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