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追憶の夜想曲

中山 七里著『追憶の夜想曲』読了
前作は著者の人気のシリーズとは別のミステリーだと思って読んでいったが、今回の作品でシリーズとの結びつきも出てきて、その先の展開が期待できる。
ネタバレとなるが、ミステリーとしては犯人が一度も登場していない人物だということで、どちらかと言うと法廷をめぐる人間劇という感じか。それはそれで面白いのだが。

追憶の夜想曲
追憶の夜想曲中山 七里

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シュークリーム・パニック ―Wクリーム―

倉知 淳著『シュークリーム・パニック ―Wクリーム―』読了
シリーズの2冊目。短篇集
肉体改造で田舎にダイエット合宿に行き、その現場でシュークリームが無くなる事件が発生。これを綺麗に解決したが、実際には犯人は別人だった。
気軽に読めて、それでいてそこそこ面白い話だった。

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シュークリーム・パニック ―Wクリーム― (講談社ノベルス)倉知 淳

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二重螺旋の誘拐

喜多 喜久著『二重螺旋の誘拐』読了
誘拐が絡むミステリー。
著者の得意な化学系に行くのかと思って読み出したらそうでもなかった。題名に二重螺旋とでているので、DNAに絡んでいるのかとおもったら、本当に二重らせんのような物語だった。そこに誘拐事件がうまく絡んでいる。時間と場所、登場人物も。そういう意味で非常にうまく絡ませていると思った。
よく出来た話になっていて、非常に面白かった。
最後もハッピーで終わって、読後感も良かった。

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二重螺旋の誘拐 (『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ)喜多 喜久

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謎の独立国家ソマリランド

高野 秀行著『謎の独立国家ソマリランド』読了
アフリカの国、ソマリアでの調査報告みたいなものだ。
そもそもソマリアがどこにあるのかも知らなかった。やっとGoogleMapで調べたら、アフリカの東側にある国なんだ。表題にもなっているようにソマリランド、プントランド、ソマリアと3つに分かれているらしい。それぞれが独立国だと言っているが、認められているわけでもない。
民族の争いが起きて、大量の虐殺が起きていて、アメリカや国連が介入しているのはなんとなく知っている。あと、ブラックホーク・ダウンという映画があって、これは実際に起きた史実に基づいているらしいので、非常に大変な武力介入をアメリカがやったということがわかる。なんでアメリカがこのアフリカの小さな国まで介入しなければならないのかよくわからない。特に資源があるわけでもないし。
海賊退治というのならわからなくもない。国でやっている海賊だからどうしようもないのだろう。
このよくわからない国に、単身乗り込んでいってルポする日本人がいるということがすごい。まあ、中国人などは商売しに行っているからもっとすごいのかもしれない。
中でも書かれているが、内戦は士族の争いなのだと。血は強いし、争えば醜い。皆殺しにしちゃうからね。大して資源もなく、豊かでもないのだから、争うネタがないと思うのだけど、そうでもないんだよな。過去と現在、復讐の連鎖とか起きちゃうんだろうね。
日本は平和でよかったのだろうけど。
結構ボリュームもあったけど、面白かった。

謎の独立国家ソマリランド
謎の独立国家ソマリランド高野 秀行

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鳥類学者 無謀にも恐竜を語る

川上 和人著『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る 』読了
鳥類学者が鳥と恐竜を比較しながら恐竜の性質を語るという、表題にもある無謀な話。
恐竜の化石はたくさん発見されているようだが、なかなか生態などわからないことも多い。第一、同じような種類の化石が出土したとして、それが同じ種類なのか、たまたまおなじに見えるのか、よくわからない。もっと困るのは近い場所で出た似たような化石が同じ種類の個体差なのか、違う種類なのかも厳密にはわからない。
今生きている生物なら遺伝子を取り出して同じか違うかの区別ができるのであるのだが、それができないから上記のような曖昧さが出てくる。
また、そもそもどのように動いていたのか。二本足走行なのか四本足で動いたのか。皮膚の色はどうなっていたのか、毛は生えていたのか、などなどわからないことはいっぱいだ。
発掘の仕方でももっと多くのことがわかってくるのだが、これから思いもよらない発見があるかもしれない。これからも非常に面白い事実がわかってくるのではないかと期待してしまう。

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鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)川上 和人

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そして恐竜は鳥になった: 最新研究で迫る進化の謎 量子革命: アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突 人体探求の歴史 大人のための「恐竜学」(祥伝社新書) 羽―進化が生みだした自然の奇跡

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宇宙が始まる前には何があったのか?

ローレンス クラウス著『宇宙が始まる前には何があったのか?』読了
表題に惹かれて読んだ。
でも、この本を読んでも宇宙の始まる前の事がわかるわけではない。ビックバンの前がどうだったのかを解き明かしてくれるのかと思っていたらそうでもなかった。
この50年ほどで宇宙に関する知識は非常に増えている。ちょっと前までは銀河系だけしかわからなかったものが、遠くに星雲があって、それが星の集まりで非常に大きな質量を持っていることがわかったりしたのだが、それはそんなに昔ではない。また、宇宙が膨張していることがはっきりわかったのは最近だし、宇宙全体には物質はそれほど多くなく、まだ良くわかっていない暗黒エネルギーと暗黒物質が大半を占めていることがわかったのはつい最近だ。
膨張している宇宙の先に何があったのか。また、ビックバンの前には何があったのか。何もなかったのか。全くない世界から急に宇宙ができたのか。こういったことはそのうちにわかってくるのだろう。人類が滅亡するまでには解き明かしておいてほしいものだ。
この本はそれでも平易に書かれているとは思うけど、後半はなかなかついていけなかった。もっと若い時に読めればよかったのだろうけど、その頃にはまだわかっていなかったことも多いのでね。
いま、この本を読むことができる中高校生は科学の知識を受け取って研究者になってくれる人が一人でもでてくれると嬉しいのだが。

宇宙が始まる前には何があったのか?
宇宙が始まる前には何があったのか?ローレンス クラウス Lawrence M. Krauss

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天地明察

冲方 丁著『天地明察』読了
ベストセラーとなり、映画にもなった小説。
江戸時代に暦を改めることを行った数学者の物語。
最初のところに出てきた数学の問題が気になって、インターネットで調べてしまった。単純に三角形のピタゴラスの定理だけでは解くことができず、面積の問題に置き換えたり別の解き方ができたりとそれだけでも楽しめた。
また、途中どこまで真実に合致しているかよくわからないが、今の世の中暦が正しいのは当たり前なことだが、昔の人は月と太陽の動きがちゃんと合っていることは非常に重要なことなのだと改めて思った。非常に面白く書き込んでもらっていて、結構長い小説なんだけどすんなり読めた。
映画はまだ見ていない。見ないほうがいいのかもしれない。イメージが合わないかもしれないので。

天地明察
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江戸湾封鎖

熊谷 敬太郎著『江戸湾封鎖』読了
前の小説『ピコラエヴィッチ紙幣』が面白かったので。
今回は幕末の江戸湾の入り口での出来事。鎖国政策を続ける幕府が江戸湾に入ろうとする異国船を何とか阻止しようとして、幕府の役人や管理していた藩の武士たちが異国船の侵入を阻止するという話。
史実に基づいている部分があると思うが、もともとオランダとだけ通商してきたからオランダ語はできるが、やってきたのはアメリカの軍艦で、当然英語をしゃべる。となると通訳もいない。たまたま日本語も少しできる中国人がいたので、日本語、漢字、英語で会話するところは笑えてくる。
途中不幸な出来事があって、切腹せざるを得ない武士がでてくるが、なんかお役所的でかわいそうな気がした。開国を要求しに来た軍艦は拒否回答をもらって帰るのだが、少し後にもう一度やってきたペリーらに結局開国させられることになる。こんな混乱した時代だったのだろうね。
この時代の雰囲気がよくかけていて、非常に面白い小説だった。

江戸湾封鎖
江戸湾封鎖熊谷 敬太郎

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お任せ! 数学屋さん

向井 湘吾著『お任せ! 数学屋さん 』読了
本屋で平積みされているのみて、立ち読みして面白そうだったので読んだ。
主人公は中学生の男女。転校生として男子生徒が入ってくるが、ちょっと取っ付き難い。数学で世界を救うということを掲げ、悩み相談を始める。
中学生の悩みを数学で論理的に解決するのだが、それがなかなか論理的で面白い。途中ガウスの素数定理やリーマン予想なんかも出てきて数学好きにはたまらないだろう。
学生ものとしてもなかなか良くかけている。読者の対象は中学生から大丈夫なようにしているのかもしれない。この本を読んで数学に興味を持ってくれる学生がまた増えてくれるといいのだが。

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宰領: 隠蔽捜査5

今野 敏著『宰領: 隠蔽捜査5』読了
シリーズ第五弾。途中で1冊入っているから、6冊目か。
このシリーズを読んでいる人なら、するっと入っていける。そして一気に読んでしまえるはず。それぐらい面白い。ハズレがない。
今回は国会議員の誘拐騒動から始まる。誘拐されたかもしれないという連絡が入り、不審な車を見つけるとそこには議員秘書が殺されている。誘拐を目的として、途中で不慮の殺人が起きたかのように見えるが、実は裏がある。
今回は警視庁と神奈川県警との縄張り争いも出てくる。同じ警察なんだけど、手柄争いだとか上の方々の権力争いだとか。これが本当のことだとは思いたくはないが、おそらくこんな感じなのだろう。まあ、犯人を見つけて捕まえてくれるのなら、どちらが主導権を握ってもいいと素人的には思うのだが、上の方ではそうは行かないのだね。硬直化した役人機構ならではのことだろう。
しかし、テンポいいストーリーで流れが途切れない。一気に読めてしまう。あー、こういう小説をもっと読みたいねぇ。

宰領: 隠蔽捜査5
宰領: 隠蔽捜査5今野 敏

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初陣: 隠蔽捜査3.5 (新潮文庫) 疑心: 隠蔽捜査3 (新潮文庫) 欠落 果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫) アクティブメジャーズ

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