宰領: 隠蔽捜査5
今野 敏著『宰領: 隠蔽捜査5』読了
シリーズ第五弾。途中で1冊入っているから、6冊目か。
このシリーズを読んでいる人なら、するっと入っていける。そして一気に読んでしまえるはず。それぐらい面白い。ハズレがない。
今回は国会議員の誘拐騒動から始まる。誘拐されたかもしれないという連絡が入り、不審な車を見つけるとそこには議員秘書が殺されている。誘拐を目的として、途中で不慮の殺人が起きたかのように見えるが、実は裏がある。
今回は警視庁と神奈川県警との縄張り争いも出てくる。同じ警察なんだけど、手柄争いだとか上の方々の権力争いだとか。これが本当のことだとは思いたくはないが、おそらくこんな感じなのだろう。まあ、犯人を見つけて捕まえてくれるのなら、どちらが主導権を握ってもいいと素人的には思うのだが、上の方ではそうは行かないのだね。硬直化した役人機構ならではのことだろう。
しかし、テンポいいストーリーで流れが途切れない。一気に読めてしまう。あー、こういう小説をもっと読みたいねぇ。
宰領: 隠蔽捜査5 | |
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