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アリス殺し

小林 泰三著『アリス殺し』読了
このミスベストテン。
年末年始の読書週間で一気に何冊か読んだ中の一冊。
このミステリーは『不思議の国のアリス』が夢の中で展開する。そのためこの本(不思議の国のアリス)を事前に一度読んでおくと、本編がよけいに楽しめる。
夢に中で登場人物と合い言葉を決めようとするところから始まる。ここで”スナークはブージャム”という下りが出てくるがこれはまさに不思議の国の話だ。そこで殺人事件が起きる。正確には登場人物は人間ではないこともあるので殺人ではないが。そうすると夢から覚めた世界でも誰かが亡くなる。それが夢の不思議の国と結びついているらしい。
さて、犯人はだれか。アリスは大丈夫なのか。アリスを殺そうとする魔の手が迫ってくる。
意外な落ちが待っている。それにすっかりだまされる。
結構面白いが、冒頭で書いた様に不思議の国のアリスを先に読んでおけばもっと面白く読めるはず。だまされてください。

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