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異星人の郷

マイクル・フリン著『異星人の郷』読了
ハードSF小説。
中世ヨーロッパの片田舎に異星人の宇宙船が不時着し、その異星人とこの時代のヨーロッパ人との不思議な交流を描く。
確かに現代でない科学の発達していない中世の時代に異星人のであってしまったらどうなるのだろうか。知識人はキリスト教の司教ぐらいだ。それでも、目の前に異星人が現れたら理解できないだろう。異形の姿に悪魔が現れたと思うかもしれない。バッタのような顔をした異星人が宇宙船とともに現れたのだから大変なことだ。
宇宙船の方は不時着してしまったぐらいだから故障していて、簡単に直せない。また、異星人は今で言う必須アミノ酸を得ることの出来る食べ物が見つからず、だんだん衰弱していく。そんな中で、土地の人たちと話をしたり、一緒に敵と戦ったりといろいろとあるのだが、宇宙船を直して一部の異星人を残して飛び立つ。理由はわからないが。
おそらくこんなことは過去にはあったのかもしれない。それを中世ヨーロッパに当てはめるとこうなると。なかなか中世ヨーロッパの風俗もよくわからないし、ラテン語とかもでてくるし。翻訳も難しかったかもしれない。
案外縄文時代にあてはめて小説を書いたら面白いかも。日本にも遮光器土偶とかがあるからね。

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