旅猫リポート
有川 浩著『旅猫リポート』読了
飼い猫を友人に譲るために、猫をつれて旅をする主人公と猫の話。
なぜ、猫を譲るのか、それがこのお話の中心なのだが、終わりは非常に悲しい。こういったお話は著者の得意中の得意なんだけど、読んでいて泣かされてしまう。
猫の語るお話もなかなかおもしろい。こんな風に猫が思っていたらと思えてくるから。
猫はおそらく飼われているなんて感覚はないだろう。犬は飼い主と飼われている情景を理解していると思うけど、猫は基本的に勝手気ままだから。とりあえずしつければ食事とおしっことかは出来る様になるけど、犬の様に指示した通りに動いてくれるなんてないから。それがいいんだろうけど、いうことを聞かないのはだめだな。いやになるとすぐ逃げちゃうし、隠れちゃう。でも、えさをあげると戻ってくるんだよね。優柔不断な正確というか。そこがいいんだろうけど。
猫は一度飼ったことあるけど、いうこと聞かなかったな。ノミだらけだったし、いろんなところにおしっこしちゃうし、大変だった。まあ、もう猫を飼うなんてこともないだろうけど。
旅猫リポート | |
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