消えた少年たち
オースン・スコット カード著『消えた少年たち』読了
どこかの書評にでていたので読んだ。いちおうSF小説。ミステリーの要素もある。
主人公はコンピューターゲームのプログラマー。ちょっと時代がさかのぼる。IBM−PCが出てくる頃のゲームのプログラマーだ。
一つゲームを作って当てたのだが、次が続かず、新しい職を求めて南部の都市に引っ越した。この引っ越しと新しい職場での話がずっと続くので、題名となった消えた少年はどこで出てくるのかというと、後半の後半くらい。
近くで行方不明となっている少年が何人かいるのだが、主人公の息子がその子供たちと遊んでいると父親に言う。しかし、大人にはその少年たちは見えない。
モルモン教の作法も話題となってくるが、消えた少年たちは実は意外なところにいて、それがクリスマスの夜に現れる。悲しい結末も待っているのだが。
長い話で、もうすこしコンパクトにできるような気もするが、この当時の世相もうまく入れ込んでいて、長い話の割にはスラスラ読めた。
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