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白夜街道

今野 敏著『白夜街道』読了
公安警察外事一課シリーズの第二弾。
今回はロシアのあの暗殺者がまた来日してボディーガードを行うところからはじまる。そのときに外務省の役人が殺され、犯人を追って主人公の公安刑事がロシアに飛ぶ。
ロシアでは同じ様にボディーガードをしていた会社社長が脅迫され、へんぴな田舎まで一緒に行くことになる。そこで、会社社長、暗殺者、暗殺者を殺そうとする雇い主、日本の警察一行が入り乱れて、逮捕劇を繰り広げる。結局狙いは仲間の足に引っ張り合い的なところもあり、なんとなく丸く収まってしまう。
ロシアは社会主義から民主主義に変わったのだけど、エネルギーなどの主要産業はまた国営となり、昔と同じ様になりつつある。権力を持つと離したがらないのはどこも同じ。そしてその権力をつかって独裁的になる。うまく回っているうちはいいし、独裁者が非常に優秀なときには特に問題ないんだけど、プーチンってどうなんだろうね。

白夜街道
白夜街道今野 敏

文藝春秋 2006-07
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