« 確証 | トップページ | キアズマ »

楽園の蝶

柳 広司著『楽園の蝶』読了
太平洋戦争の開戦前の満州が舞台。満州で映画作りを行う主人公たちとそこに現れる怪しい人物。主人公はアカくずれで満州においやられた坊ちゃん。映画の脚本を書いているが、なかなか時代と場所に合った脚本が書けない。美人の映画監督からだめだしをされ、満州の人といっしょに脚本を練ることになる。そのころ映画の現場では不思議な現象がおきてお化け騒動となるが、主人公がそれを解いていく。
このころを舞台とした小説を多く書いている著者の時代の雰囲気の出し方がうまい。人物の生き生きと描かれている。読みやすかった。

楽園の蝶
楽園の蝶柳 広司

講談社 2013-06-21
売り上げランキング : 64766

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
代官山コールドケース 海と月の迷路 真珠湾収容所の捕虜たち:情報将校の見た日本軍と敗戦日本 (ちくま学芸文庫) 壺中の回廊 Sの継承

|

« 確証 | トップページ | キアズマ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 楽園の蝶:

« 確証 | トップページ | キアズマ »