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経済特区自由村

黒野 伸一著『経済特区自由村』読了
タイトルと絵に引かれて読んだ。
ちょっとテーマがぼけてしまっているが、内容的には面白い。
工業製品の様に鶏を育てる営農方法に疑問を抱き、そこから逃げ出して限界集落に到着する主人公。
そこには外部から入り込んだエコファミリーをめざす集団が暮らしていた。畑から取れるもので暮らし、共同で仕事をするが特に制限はなく、自分の出来ることをして取れた作物を分けあう。
理想的には理想的なんだけど、どうしてもちゃんとやる人とそうでない人が出てくる。社会主義国家だって理想はすばらしいが、なかなかちゃんといかないのが歴史だ。
どこかでそういったことが崩れていき、ちゃんと管理しなければならなくなると上下関係が生まれ、次第に富の分配が問題となってくる。
案外資本主義も悪くないとは思うけど、行き過ぎるとおかしくなる。競争社会でそこからあぶれてしまった人たちをどう救うかは永遠の課題だろう。
ちょっとテーマに走りすぎてもいけないし、でも突っ込まなければいけない内容でもあるので、なかなか難しいテーマだったと思う。面白く読めた。

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