« リセット | トップページ | 水はなんにも知らないよ »

たまさか人形堂それから

津原 泰水著『たまさか人形堂それから』読了
前作の続き。続編が出ているなんて知らなかった。
人形屋を相続した女の店主とそこで働く人形師たち、その周りの同業者やコレクターなどの織りなす短編集。
一つ一つの話が結構濃厚で面白い。いろいろな人たちがいる。コレクターは骨董的価値を持つ人形に目がないし、髪の毛が伸びる人形があったり、話は面白い。
このシリーズは宝石箱を開けるような感じ。珠玉の一品という感じ。読み終わって清々しい感じにさせてくれる。話のネタはそんなにないと思うけど、シリーズとして続けてほしいものだ。

たまさか人形堂それから
たまさか人形堂それから津原 泰水

文藝春秋 2013-05-24
売り上げランキング : 139198

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
猫ノ眼時計 (幽明志怪) 泣き童子 三島屋変調百物語参之続 たぶんねこ 宝石の国(1) (アフタヌーンKC) 死神の浮力

|

« リセット | トップページ | 水はなんにも知らないよ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: たまさか人形堂それから:

« リセット | トップページ | 水はなんにも知らないよ »