« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »

カード・ウォッチャー

石持 浅海著『カード・ウォッチャー』読了
舞台はサービス残業だらけの某製造業の研究所。サービス残業のなかで些細な事故があり、所員が病院に行ったところから始まる。
その話がかみさんたちの世間話から労働基準監督署に労災として通報されることとなり、査察が行われることとなる。査察自体は仕方がないことだけど、なんとその日に倉庫で別の所員が死体で見つかる。はたして事故か事件か。
査察に対して、死体を隠そうとする総務関係者。査察自体は順調に進んでサービス残業が行われていたことは事実として明白となり、改善命令が出ることとなるが、最後に死体の存在が明らかになる。
事故なのか、事件だとしたら犯人は誰か。死亡の事実を知っていた所員は他にいるのか。
平日の午後に繰り広げられる、研究所の所員と労働基準監督署の査察官の人間ドラマ。短時間にいろいろなことが起こって、結構ドラマ性がある。案外NHKとかのドラマになるんじゃないかな。
結構面白いけど、動きは少ないので、心理ドラマが好きな人にはお勧めのミステリー。

カード・ウォッチャー
カード・ウォッチャー石持 浅海

角川春樹事務所 2013-03-13
売り上げランキング : 203300

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
わたしたちが少女と呼ばれていた頃 (碓氷優佳シリーズ) 届け物はまだ手の中に 私の嫌いな探偵 熱望 煽動者

| | コメント (0) | トラックバック (0)

iPad/iPad mini/iPhone用Bluetoothキーボード

キーボードを買ってしまった。
iPadで文字入力するときにキーボードウィンドウが出てしまうのだけど、邪魔なんだよね。画面が見えなくなっちゃうから。それで、探していたら手頃なキーボードが見つかった。これで2,000円切る値段だよ。アップル純正みたいだし、mac miniでも使えちゃう。いまこれで打っているけど、全く問題なし。最初の接続のところでちょっとつまずいたけど、それ以外は問題なし。軽いから持ち運びも出来る。いい買い物をした感じ。

【39s正規輸入品】全iPad/iPad mini/iPhone用Bluetoothキーボード ホワイト ※39s JANコード取得商品
【39s正規輸入品】全iPad/iPad mini/iPhone用Bluetoothキーボード ホワイト ※39s JANコード取得商品
39s
売り上げランキング : 1088

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
サンワサプライ iPadスタンド(ホワイト) PDA-STN7W iPad/iPhone/iPod/スマートフォン用 アルミニウム製 スタンド シルバー(付録はカラーDockケーブル) iPhone/ iPad/ Galaxy 対応 タッチペン (ブラック) iPhone5/第4世代iPad/iPad mini/新型iPod対応 Lightning ライトニング USBケーブル 1m 【充電・データ転送に】 i-Beans iPad 2 / (第3世代) 新しいiPad / iPad 4(iPad 第4世代)用 スタンド仕様+横開きタイプ 合革レザーケース 液晶保護フィルム付 オレンジ 1406-4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ミリオンセラーガール

里見 蘭 著『ミリオンセラーガール』読了
まったくたまたま手にした本。予想外に面白くて一気に読んでしまった。
主人公は出版社に新入社員として入社した女子。専門学校を出て一度アパレルショップに就職するが、すぐにリストラされてしまった。なんとかもう一度就活して、ファッション雑誌を出版している出版社に入るが、なんと配属させられたのは販売促進部。いきなり書店周りをすることになる。
最初は何となく営業のまねをしていたが、そのうちに店員さんとも仲良くなり、書籍販売の独特な商売がわかってくる。委託販売方式というやつだ。そこから、編集者と協力して新人作家の小説を売り込みをかける。10万部ミリオンセラーを目指すと言う。この女の子が成長していく過程を非常にエネルギッシュに書いている。躍動感があって面白かった。
背景にある出版不況がまたいい。自分なんか読む本の95%は図書館で済ませているので、最近はなかなか書店にも行っていない。読みたくなって図書館にも入らない本はアマゾンで済ませているもんな。あとはブックオフの100円文庫か。
書店に行っても、面白い本がないのだ。うちの近所には。雑誌の立ち読みぐらいしかしていない。この本の中には本を一生懸命売ろうとしている書店員さんがでてくる。こういった本の好きな&本を売ることが好きな書店員さんがいる店では楽しくなるんだろうけど、うちの近所の書店なんか開店後の客が入ってきてから本を棚に並べているんだぜ。どうしようもない。こんな書店では売れないのもわかる。お店がこんなんじゃ本が売れないわけだ。そして閉店していく本屋ばかりだ。しかたがないといえばしかたがない。
この本は面白かった。本の流通や本屋の今、出版社が何を考えているかの一端がわかる。とても面白かった。

ミリオンセラーガール
ミリオンセラーガール里見 蘭

中央公論新社 2013-04-24
売り上げランキング : 106288

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫) 世界中で迷子になって 友罪 夢を売る男 書店ガール (PHP文芸文庫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

贖罪の奏鳴曲

中山 七里著『贖罪の奏鳴曲』読了
しょっぱな死体遺棄の場面から始まる。こりゃ犯人をさらけだすコロンボ型の小説かとおもって読んでいったら意外や意外。犯人じゃなかったのね。こりゃおもしろい。
主人公は弁護士なんだけど、少年の頃幼児を殺して少年院に入っていた経験がある。その後、勉学を重ねて司法試験に合格して弁護士となる。
とある事件で弁護を担当するが、その事件も実は真犯人がいて、これがまたわからなかった。二重三重にミステリーを積み重ねていて、非常に面白かった。
場面展開もスピーディだし、論理の破綻もない。ミステリーとしてよく書けていると思った。
いやー、他の小説も全部読んでみたくなる。

贖罪の奏鳴曲
贖罪の奏鳴曲中山 七里

講談社 2011-12-22
売り上げランキング : 107494

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
魔女は甦る いつまでもショパン (『このミス』大賞シリーズ) ヒートアップ 静おばあちゃんにおまかせ スタート!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スタート!

中山 七里著『スタート!』読了
シリーズ物ではない。
今回は映画製作現場が舞台。助監督の主人公が昔の仲間から映画撮影のお誘いを受けるところから始まる。大御所の監督が久しぶりにメガホンを握るので、昔のメンバーを集めたのだ。
だが、スポンサーの関係から、テレビ局から新たなスタッフと新人女優を押し付けられ、映画作りも苦労するところも描かれている。
そんな中で殺人未遂と殺人が起きる。関係者の中に犯人がいる。
映画作りとミステリーを組み合わせているが、殺人事件がなくても成り立つようなある意味青春映画っぽいところもいい。躍動感もあり、スムーズな展開で面白かった。こういう小説も書けるんだね。今後も期待してみていきたい作家だ。

スタート!
スタート!中山 七里

光文社 2012-11-17
売り上げランキング : 376827

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
いつまでもショパン (『このミス』大賞シリーズ) ヒートアップ 切り裂きジャックの告白 贖罪の奏鳴曲 静おばあちゃんにおまかせ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

自分のアタマで考えよう

ちきりん著『自分のアタマで考えよう』読了
どこかの書評に出ていたので。
非常に良いビジネス書。物事の思考を正しい方向に導くやり方を教えてくれる。これが学者さんの高尚な学問ベースではなく、著者の経験から導きだしたやり方で書かれている。
さまざまな情報を元にそこから考えだされることは何かを題材としていろいろ思考方法を教えてくれている。
現代人ほど考えることをしなくなったのではないか。特に今を生きる日本人は。よくよく考えてきたなら、これほどの借金を持った国家財政になるまでほっておかなかったのではないかと思う。それだけ、何も考えず、国会議員だか役人だかに任せてしまったから。昔はその議員さんだか役人さんだかがしっかり考えてやってくれていたから良かったのかもしれないけど、どうも総じて考えなくなっちゃったんだろうね。
今の世の中、インターネットの検索とWikipediaがあれば、だいたいの知識は得ることが出来る。検索の得意な人が知識をたくさん持っているということだ。確かにその場で記憶では出てこなかったとしても、後で調べれば何とかなる。でも、世の中のことのある部分はしっかり考えないと答えが出てこないものもある。答えはインターネットに転がっているというばかりではないのだ。特に自分に関することの答えは検索しても出てこない。だから、しっかり考えることが大事だ。そのときにどのようにして考えたら、少しでも正しい答えに近づくかは大事なこと。正しいかどうかわからなくても、少なくとも悪い方向に行かないことも大事。そういう意味では思考法を学ぶのは価値がある。
非常に読みやすく、例も面白い。著者は独特の思考の持ち主だと思うけど、非常に論理的な思考が出来る人だ。ためになる参考書。

自分のアタマで考えよう
自分のアタマで考えようちきりん 良知高行

ダイヤモンド社 2011-10-28
売り上げランキング : 1332

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! 未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる 「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由 企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

営業は運ではございません。

高野 孝之著『営業は運ではございません。』読了
久しぶりに買った本。ビジネス関係でも久しぶり。
たまたま本屋で手に取って、ぱらぱら立ち読みした範囲ではすごいことが書いてあると思ったけど、それも前半の1/3程度だったかな。あとはちょっとそれほどでもなかった。
でも、営業をサイエンスとしてとらえるなんてのは今までになかった発想かもしれない。一日に出来る営業行為の限界を知って、それをベースに行動を組み立てるなんていうことはプロジェクトマネジメントの手法と全く同じだ。営業行為も作業の積み重ねとしてとらえるなら、それも正しい。
ただ、営業は当然ながら相手があって、うまくいく場合もあればうまくいかない場合もある。そこが難しい。再現性が見いだせないとサイエンスとしては通用しない。誰がやっても同じ結果になるわけではないからね。だから、ある意味大変だけど面白い仕事なんだと思う。
この本を読めば、少なくとも、この本の金額以上の価値は見いだせると思う。買って損はない。

営業は運ではございません。
営業は運ではございません。高野 孝之

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2013-03-16
売り上げランキング : 51922

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
「失敗率0%」の営業術 営業マンは「商品」を売るな! 時代、場所、業種を選ばず、どんな人でも成功する 新規開拓営業の教科書 “ストレスフリー 99%断られない営業の仕組み

| | コメント (0) | トラックバック (0)

死の壁 (新潮新書)

養老 孟司著『死の壁 (新潮新書)』読了
生き物は必ず死ぬという絶対的な真理を現代人は忘れてしまっている。忘れようとしているという方が正しいか。でも、逃れられない事実。
著者は解剖学を職業としている関係から人の死と多く接しており、その中でいろいろ考えてきたものを表したものは本書だ。非常に読みやすかった。
中でも太平洋戦争末期の陸軍の兵隊が既に死を意識してしまっているから、まったく怖いもの知らずになってしまい、あの戦争をあそこまでひどいことにしてしまったという下りはうなずいてしまった。
今の私たちは人の死が身近になくなり、ちょっと自分が遠い(近いかもしれないが)将来に死ぬのだということを忘れてしまっている。本当はみんな知っているのだけれどあえて言わない。小学生に人はなぜ死ぬのかとか聞かれると答えに窮する。けど、答えは知っている。みんな生きているからだ。生きているから、近い将来死ぬ場面が来る。
さて、その将来のことは深く考えずに、今出来ることをするしかないのが我々だ。では何をすればいいのか。それが問題だ。

死の壁 (新潮新書)
死の壁 (新潮新書)養老 孟司

新潮社 2004-04-16
売り上げランキング : 78357

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
超バカの壁 (新潮新書 (149)) バカの壁 (新潮新書) 唯脳論 (ちくま学芸文庫) 自分は死なないと思っているヒトへ―知の毒 (だいわ文庫) かけがえのないもの (新潮文庫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

桐島、部活やめるってよ

朝井 リョウ著『桐島、部活やめるってよ』読了
映画化もされたってことで、話題になっているので読んでみた。
ちょっとどうなんだろう。青春小説としてはこの時代の高校生たちをうまく描いているのは理解できるが、いまいち私には響かなかった。年を取ったせいもあるかもしれないが。
映画も見てみたいけど、同じ感想になっちゃうだろうね。

桐島、部活やめるってよ
桐島、部活やめるってよ朝井 リョウ

集英社 2010-02-05
売り上げランキング : 112922

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
チア男子!! 何者 少女は卒業しない もういちど生まれる 星やどりの声

| | コメント (0) | トラックバック (0)

憂鬱でなければ、仕事じゃない

見城 徹 藤田 晋著『憂鬱でなければ、仕事じゃない』読了
天下一品のビジネス書。現代を生きるサラリーマン必読。
いろいろ参考となることが多く書かれている。
・渡し損ねた名刺は翌日に速達で送れ。
・パーティは時間の無駄だから出るな。
・頼まれた仕事は確実にやれ。
・小さいことがちゃんと出来ない人間が大きい仕事ができるわけがない。

どれもこれもその通り。でも出来ない人の方が多い。
信念を持ってやった人が仕事でもなんでも成功するということか。
今後社会に出る大学生は読んでおいて損はない。

憂鬱でなければ、仕事じゃない
憂鬱でなければ、仕事じゃない見城 徹 藤田 晋

講談社 2011-06-14
売り上げランキング : 3367

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない 藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー 藤田晋の成長論 編集者という病い (集英社文庫) 渋谷ではたらく社長の告白 (幻冬舎文庫)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

モンスターハンター4

モンスターハンター4 予約開始

モンスターハンター4
モンスターハンター4
カプコン 2013-09-14
売り上げランキング : 9


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災

桜林美佐著『日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災』読了
東日本大震災から2年半が過ぎた。あの記憶はすこし薄れてきてはいるが、あの時の自衛隊の活躍は覚えている。人命救助であったり、被災者の救護であったり、行方不明者の捜索であったり、避難所でのお風呂であったり、本当にいろいろやってくれた。自衛隊がいてくれて良かったと思った。
本来の仕事ではないのかもしれないが、国を守るということで派遣され、本当に国のために働いてくれた。なかなか表に出ることは出来ない立場かもしれない。被災者をおもんばかって人目につかないところで非常食を食べていたということも聞いた。自衛隊としては自己完結できなければならないということで、自衛隊の補給部隊からだけで災害支援活動を行ってくれた。
非常にありがたかった。

ただ、本来の仕事は国の守りである。あんまり表に出る仕事ではない。専守防衛だから、攻めていくわけにはいかない。攻められた場合に限って反撃し、国を守るという大事な仕事だ。
ある意味空気と同じでいい。無くなったら大変なことだけど、あることが当たり前。そんな存在でいてほしい。
この国に自衛隊がいてよかったと思える状態が長く続くことが大事だろう。

日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災
日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災桜林美佐

産経新聞出版 2011-09-11
売り上げランキング : 22332

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録 自衛隊救援活動日誌  東北地方太平洋地震の現場から 東日本大震災 自衛隊もう1つの最前線 (毎日ムック) ドキュメント自衛隊と東日本大震災 (一般書) 東日本大震災 自衛隊かく闘えり

| | コメント (0) | トラックバック (0)

巨大津波――その時ひとはどう動いたか

『巨大津波――その時ひとはどう動いたか』読了
NHKスペシャルで放映されていたが、その元となる取材をまとめたもの。
宮城県名取市閖上地区で多数の津波による犠牲者がでたが、地区によって明確な差があるという。あの地震の後、この地区の人たちはどのように行動し、助かったのか。それを助かった人たちの証言を積み上げて行動を分析している。
当然ながら、助かった人からしか証言は得られないので、津波に巻き込まれてしまった人たちがその時までどのような行動をしていたのかはわからないのだが、助かった人から亡くなった人との会話であったり、行動を見た証言などでいろいろわかったことがある。
やっぱり非常に残念だったのは防災無線による広報、サイレンがまったく使えなかったことだ。メーカーによる故障の報告書は出ているものの、こういった際に使われなければならないものがいざというとき全く使えなかったことは非常に残念だ。
また、一部の人たちはラジオを聞いたらしいが、最初の津波の放送が非常に小さい規模で放送され、それが順次大きくなっていったが、その伝え方に切迫感がなかったので、危険を感知することが出来なかったという。NHKはその後、この反省に基づき、規模のわからない大きな津波が予想される際には切迫感を伝える形に変えている。
文中でも出てくる、なかなか逃げてくれない近所の年寄りだ。一緒に逃げようと説得しても腰を上げなかった。だからといって、見捨てていけば助かった側にも後悔が残る。説得が無理なら無理矢理引きずっても連れて行くしかない。それで後で恨まれるならしかたがないだろう。
こういった反省を今後に生かすしかない。これだけ多くの犠牲者が出てしまったのは予想もしなかった大きな津波だったかもしれない。ただ、今を生きるものとして、すでに経験をしてしまった事実をしっかり受け止め、その反省の上に今後の避難行動をしていくのは、多くのなくなった方々に報いる手段ではないだろうか。

巨大津波――その時ひとはどう動いたか
巨大津波――その時ひとはどう動いたかNHKスペシャル取材班

岩波書店 2013-03-29
売り上げランキング : 102731

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
東日本大震災 津波映像 [DVD] 私が見た大津波 災害大国・迫る危機 日本列島ハザードマップ ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム 大手出版社が沈黙しつづける盗用・剽窃問題の真相 (宝島NonfictionBooks) 3・11とメディア 徹底検証 新聞・テレビ・WEBは何をどう伝えたか

| | コメント (0) | トラックバック (0)

限界集落株式会社

黒野 伸一著『限界集落株式会社』読了
題名とイラストで面白そうだったので手に取った。
主人公は過疎の村に祖父がいたというエリート崩れの男性。都会での生活に疲れ、祖父母の住んでいた過疎の村に戻って来たが、そこは本当に見放された過疎の村だった。
ビジネスの経験はあったので、その経験を生かして農業法人を始める。近所の人たちにいっしょに農業法人をやる様に勧め、過疎からの脱却を模索する。
農地を転用し、米作りをやめる。米は儲からないと。野菜を作って独自に販路を獲得する。都市部の八百屋やスーパーに直接販売していく。隣町に売りにいったり、東京にまで冷蔵車で売りにいったりする。
ある程度うまくいっていたが、ある事件から窮地に立たされる。され、この農業法人はどうなってしまうのか。

なかなか現代の農業事情をよくご存知で。今の日本の農業はある意味JAがすべてを握っていて、それを行政もうまく使っている。米は作り過ぎなんだろうけど、米を作ってさえいればある程度の収入が入るような仕組みになっている。まあ、コメさえあれば生きていけるし。
野菜なんか作ろうにもJAが引き取ってくれるかわからない。まあ、JAがうまくやってくれていると言えばそうなんだろうけど、コントロールし過ぎで農家は骨抜きされてしまっている。今じゃ単独の専業農家は風前の灯だ。このまま高齢化が進んでいくとある時点で一斉に農作業が出来なくなって国産の農産物の食べられなくなってしまうかも。その前にTPPで大打撃を受けるだろうけど。
ある意味、この小説の様にビジネス感覚を持ったやる気のある人が農業分野に入ってこなければ衰退の一途だろう。そのためにもある程度農業で儲かる仕組みがないと厳しい。ビジネス感覚のある人がやればある程度のところまでは持って来れるのだろうけどね。でも、いろいろ制約もたくさんあって難しいんだろうね。
少なくとも私が生きている間は安心して国産の野菜を食べられるようであってほしい。

限界集落株式会社
限界集落株式会社黒野 伸一

小学館 2011-11-25
売り上げランキング : 94347

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
奇跡のむらの物語―1000人の子どもが限界集落を救う! 日本の田舎は宝の山―農村起業のすすめ 震える牛 限界集落 幸福な田舎のつくりかた: 地域の誇りが人をつなぎ、小さな経済を動かす

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »