月と詐欺師
赤井 三尋著『月と詐欺師』読了
舞台は昭和初期。主人公の一家は悪徳商人にだまされて、家業を廃業させられ、自身の姉を身売りさせられ、そして自殺に追い込まれた。復讐に燃え、この悪徳商人をだまして破滅に追い込むためのコンゲームが始まる。
コンゲームではいかに相手をはめるかということが大事となる。単にだますだけでなく、相手の会社を破滅に追い込むことまで画策する内容は結構おもしろかった。ある意味勧善懲悪なので、うまくだます側とだまされる側を書き分けるだけだが、そこはドラマなども手がけている著者が非常にうまくて、物語に入り込むことが出来た。映像化できる小説だ。
月と詐欺師 | |
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