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リカーシブル

米澤 穂信著『リカーシブル』読了
なかなか意味深なミステリーだった。インシテミルなどと同様に独立したミステリーだ。
主人公は女子中学生。父親が破産して、母親が離婚して地元に引っ越してきたところから始まる。実は母親は再婚だったため、この子とは血がつながっていない。血のつながらない小学生の弟がいる。
全体にくらいトーンで主人公の一人称で語られている。
弟が未来を予言するような話をしたことから、それを学校の先生に相談するとその地方に伝わる女性の民話を紹介される。その中には女性が生け贄のような形で亡くなり、そして悪者が自殺するという奇妙な話。
その地方では高速道路の誘致計画があったが、それが頓挫してすっかり忘れ去られた地区になってしまっていた。そして、その高速道路誘致の際にも招かれた大学教授が死亡する事件があり、誘致計画を記録したデータが無くなっていた。
そんな事件に主人公は巻き込まれ、意外な犯人が見つかる。

リカーシブという題名に引かれたが、この用語は一般的ではないだろうね。システム開発とかプログラミングなどをやったことがあり、C言語の教習を受けた人なら必ず聞いているはず。プログラムの中で自分自身を呼び出す形で再帰的に処理を行うときに使われる。終了条件を書いておかないと単なる無限ループになってしまうが、画期的に簡単に処理が行われることに感動した記憶がある。うまいことを考える人はいるもんだ。アルゴリズムを勉強するのは大事。
ただ、この題名と内容が一致するのかはよくわからない。

リカーシブル
リカーシブル米澤 穂信

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コメント

I like this web blog very much, Its a rattling nice situation to read and obtain info . “‘Taint’t worthwhile to wear a day all out before it comes.” by Sarah Orne Jewett.

投稿: COACH japan | 2013/03/20 01:38

読みにくかったのですが最後まで読めました。
主人公が辛い境遇のなかで、健気に生きていることには胸が詰まる思いでした。
読後感は良かったです。

トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

投稿: 藍色 | 2015/07/03 13:58

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