トライアングル
新津 きよみ著『トライアングル』読了
インフルエンザで寝込んでいるときに読んだ本その3
たまたま図書館で手に取った本。そのとき既にインフルエンザで熱があったかもしれないが。
なかなかいいミステリーだった。
話は小学校4年生の作文から始まる。二分の一成人式と名付けて、10歳のお祝いとして20歳の自分に宛てて作文を書くエピソードだ。その直後に一人の少女が連れ去られて殺される。残念なことにこの事件は時効を迎える。
場面は変わってそれから20年後。30歳となり同級会を開くことになる。主人公の男性もこの一人。一度医者を志すが、自分の居場所を見つけられず、もう一度勉強をし直しインターポールに就職し、警視庁に研修で派遣されてくる。事件を担当しつつ、昔の事件を追うことになる。
いくつか意外な動きの後で、昔書いた作文の中に犯人を意味する文字があることがわかり、結局は殺人ではなく事故だったことが語られる。
なかなか奥が深く、いろいろな状況が継続してでてきて、楽しめた。ちょっと作られて状況の感はあるが、それであっても面白かった。
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