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ファイアー・フライ

高嶋 哲夫著『ファイアー・フライ』読了
たまたま手に取った本。意外に面白かった。
冒頭、誘拐場面から始まる。
誘拐された主人公は犯人たちから間違えて誘拐されたことがわかる。社長をねらったのが、たまたま社長宅に訪問していた研究所の主任だった。
間違えて誘拐しても、会社なので身代金は奪える。映画『天国と地獄』みたいなのだが、実際には早々に警察に連絡してしまい、金は奪えない。
実はこの身代わり誘拐も仕組まれていたことがわかり、主人公と誘拐犯の共闘が始まる。意外な人物が後ろで操っていたことがわかる。
なかなか展開もスピーディでおもしろかった。状況設定もなかなかのもの。最後に会社からお金を奪って、海外逃亡をしてしまうなんて、なかなかできない。
気になるのは表題。蛍を表す英語だが、直接関わっているわけでもなく、なぜ、著者がこの題にしたのかわからない。

ファイアー・フライ
ファイアー・フライ高嶋 哲夫

文藝春秋 2008-05
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冥府の使者―Pluton Jack (祥伝社文庫) メルトダウン (講談社文庫) 東京大洪水 (集英社文庫) 命の遺伝子 (講談社文庫) イントゥルーダー (文春文庫)

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