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県庁おもてなし課

有川 浩著『県庁おもてなし課』読了
著者の実体験を含めて、小説としてしまったもの。
高知県にはほんとうにおもてなし課があるらしい。
観光として目に留まるためにはいろいろなことをしていかなければならない。
世の中、ネット社会となってしまい、若者の多くはネットで旅行を選択する。ネットで検索できなければ、そこにはいかないだろう。
10年以上前にすべてネットで予約して鹿児島に旅行に行った時は少し不安があったが、今や飛行機、レンタカー、宿泊などネットで予約できないものはない。逆に電話で予約なんて面倒でしょうがない。それが売りの高級旅館やホテルがあるのかもしれないが、そういったところは省いてでもほかのところにコストを掛けてもらった方がこちらとしてはいい。
そういったお客様の目線が足りないサービスは世に多くある。お役所のやるものもそうだ。コスト意識がないのだから当たり前かもしれないが。
実話も含めて、ばっさり切ってもらえた高知県はある意味すごい。この本の読者は高知県に行ってみたくなるだろう。これほどの広告効果はなかなか出せないだろう。
いままでの著者の本に比べてラブコメの内容は少ないけど、非常に愛情のこもった作品となっている。

県庁おもてなし課
県庁おもてなし課有川 浩

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