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パラダイス・ロスト

柳 広司著『パラダイス・ロスト』読了
”D機関”シリーズの最新作。短編集。
第二次世界大戦当時の日本のスパイ機関”D機関”を扱った作品集。
今回は舞台が海外だ。それぞれ、当時の状況に合わせて、そこで暗躍する日本のスパイを描いている。なかなか奥が深くて面白い。
このシリーズ、ネタもそんなに多くないと思うけど、続けてほしいものだ。

パラダイス・ロスト
パラダイス・ロスト柳 広司

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TSUNAMI 津波

高嶋 哲夫著『TSUNAMI 津波』読了
前から気になっていた本。
この小説は2005年の出版だが、今回の東日本大震災で起きるようなことを描いている。
東海、東南海のトラフが同時にずれることによって起きる大きな地震と津波。しかも、最初に前震が起き、それでみんな東海地震が起きてしまったと勘違いして、その後の地震を甘く見てしまった。
あたかも予想されていることを書き切った感じ。そのくらい東海地震は当たり前だったのだが、それが東北沖で実際に起きてしまったということ。
なかでも浜岡原子力発電所に似た記述も出てくるが、小説の中には作業員一名の決死の作業によってメルトダウンはさけられている。作業を行った方は被曝で亡くなっているが。まさに小説ではこういう感じで済んだけど、現実はそう簡単ではなかった。
おそらく、出版当時はそれほど話題にもならなかったとも思えるが、ある程度予想で来た事柄だったことがよくわかる。ただ、場所はね。もうすぐくる東海地震ではこの小説と同じことが起きない様にしないと。
ちなみに小説では次に関東直下の地震がくる予想をしている。私も次は関東直下の地震ではないかと思っている。東海地震は世界で唯一予知できるかもしれない可能性を残している巨大地震だ。関東はおそらく突然くる。大丈夫なのか。

TSUNAMI 津波
TSUNAMI 津波高嶋 哲夫

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静岡ダービー近づく

Jリーグもあと8試合となって、なかなか面白くなってきた。
うちのチーム(ジュビロ磐田)もいいところに付けるものの、これから先負けられない戦いが続く。そして、負けられない試合がやってくる。10/6 静岡ダービー。春はいいところなく負けてしまったので、借りは返さなければならない。
まあ、調子を取り戻して、勝つでしょ。

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喜嶋先生の静かな世界

森 博嗣著『喜嶋先生の静かな世界』読了
どうも、大学院生活関係の本が続いている。
これは私小説なのか、自身の大学院時代を振り返って、フィクションとして書いているのか。
主人公の大学生が、大学4年となって研究室に入り、研究を進めて行く様子を書いている。その後、大学院と進み、最終的には私立大学の准教授までなる。
大学の研究室をご存じない方にはなかなか入り込めないかもしれないが、30年前に大学、大学院と過ごしてきた自分にとっては懐かしい感じがする。
理系の大学は研究をするところなので、研究室に配属になり、そこで研究を行う。自分も大学4年から大学院の2年を同じ研究室で過ごしたが、毎日実験を繰り返し、ほぼ毎日休みなしで研究室に顔を出していた。まあ、ちょっと見に行く程度の時もあったけど。そんな毎日を過ごしていると外界からの接触も少なくなり、大学と下宿を行ったり来たりするだけとなっていた。今思えば、変な生活だったかもしれないが、充実していたな。
なかなか実験は思ったような結果が出ず、あせっていた時期もあるし、のんびり自分の思うがままに実験を行っていたのは楽しかった。
いまでも夢に見るのは大学院の終了を目前にして、全然実験をしていない自分がいて、どうやって研究をまとめればいいかに悩む姿だ。なんだか、非常に現実感のある夢で、実は自分はちゃんと大学院を出ていないんじゃないかとふと思ってしまう。そんな状況をなんとかしてしまおうなんて思ってしまうのは自分がその後、いい加減に過ごして来たから出来る知恵がついてしまったからだろう。あんまりいい夢ではない。後味が悪い。

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喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)森 博嗣

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ドルチェ

誉田 哲也著『ドルチェ』読了
警察もの短編集。
主人公は所轄に勤務する女性刑事。昔は警視庁にも行っていたが、昇進の後、所轄に戻る。
女性で強行犯係はめずらしいので、重宝に使われる。
それぞれの話で描かれる事件はそれほど大きなものではない。ちょっとした事件の裏にある人間関係をうまく描いている。
もともと月刊誌に掲載されたものを集めたものだが、年に1話を書いてきたものを集めている。著者が愛着を持って書いてきているのだろう。その感じがよく出ていて、非常に面白い。
継続して読みたいが、こうして短編小説となるのは何年か先のことだろう。この主人公たちは非常に魅力がある。続きが読みたい。

ドルチェ
ドルチェ誉田 哲也

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工学部ヒラノ教授の事件ファイル

今野 浩著『工学部ヒラノ教授の事件ファイル』読了
著者の筑波大学、東工大、中央大学時代の事件をおもしろおかしく書いたもの。
本当かと思えるエピソードもあるが、こんな変なことは実際にあるから事件となる。あえて作ったら、こんなに面白くないはず。
海外の出張申請をして、お金をもらった後で出張が取りやめとなったが、取り消しの申請が面倒なので、一ヶ月自宅にこもっていた話とか、研究費の不正が横行したために検査官を付けることとなって、追加で50億円かかったとか、いかにもお役所仕事の気がする。
こういったことが普通に起きているから、お役所は無駄だらけだと思うのだが、前任者の行ったことはすべて正しいので、あとで変更することが難しいらしい。ぜんぜん合理的ではないのだけど、お役所的には合っている。
不思議なことはいっぱいある。そんな行政に取り囲まれて、今も生きているのだ。
世の中、なかなか良くならないのだよ。

工学部ヒラノ教授の事件ファイル
工学部ヒラノ教授の事件ファイル今野 浩

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工学部ヒラノ教授 すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇 宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ (岩波科学ライブラリー (114)) 宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ 検定の巻 (岩波科学ライブラリー) 大学教授という仕事

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NHKホール当選

吉田拓郎さんのひさびさのコンサート。
関東圏でしか行われない。
以前からコンサートチケットを買っていた関係で先行予約の案内が来て、東京国際フォーラムとNHKホールを予約しておいたのだけど、昨日結果がきました。
NHKホール 当選。国際フォーラム 落選。
さきほどセブンイレブンで発券してきました。
たのしみだな。
ただ、ちょっと心配なのは、過去2回チケットを購入したのに中止になってしまった経験がある。
初回のコンサートはたぶん開催される。そこから、体調等が問題ないか。最初は気合も入っているのでね。
11/6 大丈夫かな。

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緊急解説! 福島第一原発事故と放射線

水野 倫之 山崎 淑行 藤原 淳登著『緊急解説! 福島第一原発事故と放射線』読了
たまたまどこかの書評で見かけたので、図書館で借りて。
著者はNHKの解説者たちで、昨年3月にはニュースの解説でよく出ていた人たちだ。特に山崎さんは原発事故の解説ではよくお見かけした人。
その人たちが、昨年の5月の時点で書いた原発事故と放射線について解説してくれている本。非常に読みやすいし、今読んでも大きな間違いがなかったことはすばらしい。5月の時点でよく書けた内容である。
この本の中に出てくる。正しく怖がるという表現に惹かれた。正しい知識でもって、科学的に判断するべき。闇雲に怖がったり、過剰に反応してはいけない。科学的にそして合理的に判断というのがなかなか出来ないものだ。さすがはNHKの解説者さん。わかりやすく書いてある。こういった説明を政府の人とか、大臣とかが的確にしてくれれば、変な心配もしなくてよかっただろうに。
いや、それも結果論だろう。あの場面で正確な話が出来たかどうかは分からない。本当に正しかったかどうかはあとで評価されることだから。
なんにせよ、一日でも早く原発事故は収束してもらいたい。
PS。どっかの二世議員は『福島第一サティアン』とか発言したとか。お父さんと一緒で、口が悪い。頭も悪いんだろう。

緊急解説! 福島第一原発事故と放射線 (NHK出版新書 353)
緊急解説! 福島第一原発事故と放射線 (NHK出版新書 353)水野 倫之 山崎 淑行 藤原 淳登

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福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書 福島原発の真実 (平凡社新書) 原発のウソ (扶桑社新書) 超巨大地震に迫る―日本列島で何が起きているのか (NHK出版新書 352) 福島 原発と人びと (岩波新書)

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銀婚式

篠田 節子著『銀婚式』読了
またも山一証券の廃業の時代からあとの、主人公となる男の人生を描いた小説。
山一証券とは書かれていないが、ニューヨークの支店で働いていた主人公が、妻の現地での生活に慣れなくて帰国してしまうところから始まる。結局離婚してしまうこととなるが、その後も一人息子を介在して関係は続いて行く。証券会社が解散してしまい、その後始末を1年かけて行い、戻ってくると再就職探し。中小の損保会社に勤めて、今度は代理店切り、リストラをすることとなる。そのうちに自分が神経の病となり、退職。昔の友人のつてで東北の私立大学の講師となるが、大学の派閥争いに巻き込まれ、逆に相手側が墓穴を掘って、結局教授になる。
その後、再婚の話もあったが、流れ、さて、この後どうなることか。離婚していなければ銀婚式を迎える頃に息子は結婚することとなる。
銀婚式って結婚25周年だったか。既に自分はそれも過ぎてしまった。あっという間だったというのは言い過ぎだが、長く生きているもんだ。会社ももうすぐ25年。そろそろいいんじゃないだろうか。後は息子がちゃんと就職してくれれば、親としての役目も終えられるし、好き勝手に生きさせてもらおう。
何をやりたいというわけでもないが。1年かけて考えるか。

銀婚式
銀婚式篠田 節子

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純愛小説 (角川文庫) はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか コミュニティ (集英社文庫) 紙の月 薄暮

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勝ち逃げの女王: 君たちに明日はない4

垣根 涼介著『勝ち逃げの女王: 君たちに明日はない4』読了
このシリーズは好きだ。リストラを請け負う会社の面接官が主人公。NHKのテレビドラマにもなった。
今回の話は大手の会社をイメージできるものだった。実際にこれらの会社がリストラをしているわけでもない。しているところもあるが。
JAL、山一証券の過去の話、ヤマハ、すかいらーくなどなどが舞台。
しかし、今の世の中リストラというか人減らしはどこでも転がっている。シャープ、トステム、NEC、イトーヨーカドーなんかも人員削減の話が出てきた。大手の会社がこうするってことは、その下にいる中小だっておんなじだ。もっとも中小だと会社が残らないかもしれないが。
いまやそんな時代になってしまった。そんな中、現在は民主党と自民党の代表者選びで右往左往。右往左往しているのは国民ではない。国民の生活はそっちのけで、国会議員は何をしているのか。
今日のテレビで田中眞紀子議員がコメントしていた。『毎年毎年首相が変わることに国民はうんざりしている。私もうんざりしている。』まさにその通りだ。そういうことをしっかり言ってくれるところは評価したい。
ますます、世の中は混迷している。革命は起きないのか。皇帝のいない8月はこないのか。
この国はどこに行くのか。若者がかわいそうだ。

勝ち逃げの女王: 君たちに明日はない4
勝ち逃げの女王: 君たちに明日はない4垣根 涼介

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張り込み姫: 君たちに明日はない3 (新潮文庫) 君たちに明日はない (新潮文庫) 借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫) 人生教習所 (2011-09-30T00:00:00.000) ロスジェネの逆襲

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すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇

今野 浩著『すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇』読了
著者のほかの本が書評に出ていた関係で、図書館から借りた本。
ほぼ実録のドキュメンタリーだろう。
このモーレツ天才助教授とは故白川浩教授のことだ。最終的には東工大の教授になったが、著者の元で助手から歩んだ大学人生が描かれている。
分野としては金融工学だ。わたしのようなオールドファッションの工学部出には金融工学などというものが工学部にあること自体が不思議だ。工学部は実学、理学部が理論だと理解してきた。金融工学はそもそも金融関係で非常に数学を駆使してデリバティブとか為替取引とか新たな金融商品を作ったりなどに使われる学問らしい。全然理解できないのは古い人間だからかもしれない。そもそも数学は学術だし、それを駆使するのが工学というのもなんだなぁ。
そういう意味では情報工学も理解できない。まあ、私のような化学で試験管を振ったり、ビーカーで薬品を混ぜる実験をひたすら大学時代にやってきて、いまは全く畑違いのIT系でデータセンタのお守りをしている人間もめずらしいかもしれない。
それで、主人公は金融工学では日本を代表する先生だったらしい。だが、働き過ぎと肝炎のキャリアだったことから、肝炎→肝硬変→肝ガンとすすんで若くして帰らぬ人になってしまったらしい。残念だわ。

著者も同じく金融工学やオペレーションズリサーチを研究してきたらしいが、非常に文章がこなれている。読みやすい。このほかの本も読んでみたくなる。

すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇
すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇今野 浩

新潮社 2009-04
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工学部ヒラノ教授の事件ファイル 工学部ヒラノ教授 大学教授という仕事 「金融工学」は何をしてきたのか(日経プレミアシリーズ) スプートニクの落とし子たち

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ラジカセ購入

10年ぶりくらいにラジカセを購入した。
週末にかみさんが今まで使っていたラジカセのアンテナを折ってしまった。つまずいた先にラジカセがあったので。見事に根元からぽきりと。
まあ、アンテナが折れても、AMラジオとCDは聞けるからいいかと思っていたが、CD掛けたら音飛びする様になっていた。こりゃ寿命で買い替えなさいってことかと思い、機種選定に入る。
前に買ったラジオがシンセサイザーチューニングでボタン一発だったので、同じ感じでいこうとソニーを第一にいろいろ調べてみたが、適当なのがない。カセットを聞ける機種が少なくなっているのだ。そういえばここ何年かカセットテープというもので音楽を聴いていない。いっそ、カセットなしのCDラジオにしようかと思ったが、ここでカセットなしにしてしまうと、二度とカセットが聴けなくなると思い、さらに機種探しを続ける。
条件はシンセ(デジタル)チューニングだ。アナログでもいいのだが、ボタン一発に慣れてしまうと、もう戻れない。ということで、見つけたのが東芝のこのラジカセ。カセットもついてデジタルチューニングだし、安い。これでもうけが取れるのか心配になるくらい。
これで、何年使えるのか。次に買い替えるときにはカセットはなくなっているだろうな。

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怪物はささやく

パトリック ネス著『怪物はささやく』読了
どこかの書評ででていたので、図書館で借りた。この本、夏休みの読書感想文の本だった。中学生向け。
ちょっと中学生には難しいのではないかと思うけど。
主人公はイギリスに住む13歳の男の子。両親は離婚し、母親と住んでいる。母親は重い病気(たぶん癌とか)の闘病中。副作用と闘っている。そのことが学校でみんなが知ってしまい、腫れ物を扱う様になる。そのうちにいじめも起きる。(どこでもある話か。日本だけではなかったのね。いじめって)

そんなある日、夢の中で怪物に出会う。イチイの木の怪物だ。少年に3つの物語を話す。そのあと、4つめの話は少年が怪物に話すだろうと語る。
怪物が話す話は、単なる勧善懲悪でもなく、悪者がどちらかわからない話になっている。そこから、怪物は少年に真実を語れと。
母親の病気はどんどん悪くなる。期待した薬はきかなくなり、もはや手のうちようもなくなる。母親との別れの時、少年は真実を話す。
なかなか難しい主題だ。思春期の少年にかわいそうなくらいの境遇。少年にとっての真実を語るとはなんなのか。難しい。2回読んだけど、主題はなんとなくしかわからなかった。
この本で感想文書くのは難しいだろうね。まあ、いろいろな解釈は出来るから、じぶんの思ったなりに書けばいいのだとすれば、書けるかもしれないが。
イラストも印象的だ。原書はヤングアダルト向けらしいので、原書で読んでもいけるかもしれない。

怪物はささやく
怪物はささやくパトリック ネス ジム ケイ

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