おやすみラフマニノフ
中山 七里著『おやすみラフマニノフ』読了
ドビュッシーに続く第二弾。音楽ミステリー
舞台は中京圏の音楽大学。重要なコンサートが行われる前に、事件が次々と起こる。
最初にチェロが盗まれ、次にピアノが壊される。コンサートを妨害する意外な犯人の姿。
音楽に関する造詣の深さに、ミステリーがうまくつながり、非常に良いミステリーになっている。
途中、過去にあった台風による洪水の場面を出して行くなど、なかなかリアル感もあって非常にいい。背景にドビュッシーで出て来た風景もあり、そろって読むとなお面白い。
このシリーズをもっと続けていただきたい。
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