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はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか

篠田 節子著『はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか』読了
作者と題名に惹かれて手に取った。
SFっぽい短編集。著者としては珍しいのかもしれない。
表題作は猿の一種の行動パターンを入力された自立型ロボットが人を救う話。将来的にはあり得る話だと思うけど、感情を持つかというところはまあ、小説だから。
また、深海にすむうなぎの一種がレアメタルのパラジウムを多量に含有していることから、この種類を捕獲して、中のパラジウムを濃縮して資源とする話。深海の熱水鉱床にはレアメタルが存在していることは知られているので、それを生物を使って濃縮する。その昔、聞いた話では鉄鉱石の鉱脈は鉄バクテリアというものがいて、それが集まって出来ているとか。そういったこともあり得るのかと。
まあ、SFっぽいお話だけど、読み入ってしまう。結構面白かった。

はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか
はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか篠田 節子

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