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平和のエネルギー―トリウム原子力 ガンダムは“トリウム”の夢を見るか?

亀井敬史著『平和のエネルギー―トリウム原子力 ガンダムは“トリウム”の夢を見るか?』読了
震災前に書かれた、現在のウランを原料とせず、別の系統で原子力発電を行うトリウム原発の将来性について書いた本。
平易に書かれているので、何となくは理解できるが、なぜウランによる原発が主流となってしまい、トリウムによる原発は実験後作られなかったのか。あくまでアメリカのプルトニウムを必要としたからだけなのか。
最近のニュースでは中国やインドがトリウム原発を作ろうとしているとか。
本当にこの本で書かれているような、プルトニウムを消費してくれて、放射性物質の発生を抑えて、比較的小型にできるのであれば万々歳だ。でも、そう簡単ではないだろうし、これだけウランを燃やす軽水炉が出来てしまっていることから考えると、今ある原発でトリウムを燃やすようにしないといけないのではないか。同じようにプルトニウムが減ってくれるのであればありがたいが。
続編や次の話題の本も出ているので、そちらも読みたい。

平和のエネルギー―トリウム原子力 ガンダムは“トリウム”の夢を見るか?
平和のエネルギー―トリウム原子力 ガンダムは“トリウム”の夢を見るか?亀井敬史

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