遺体―震災、津波の果てに
石井 光太著『遺体―震災、津波の果てに』読了
震災から一年を迎えるにあたって、いろいろ震災に関連した書籍を読んでいる。この本もその一つ。
ドキュメンタリー作家である著者が現地に入って、そこで出会った人たちを題材にして震災から1ヶ月くらいのところを書いている。表題にあるように遺体安置所を中心として、その人間模様をほぼ脚色なしに記録していると思われる。
未曾有の震災で死者行方不明者も記録的。遺体が次々と運ばれてくる安置所で、検視と検歯を行い、身元不明者の身元の情報を取りまとめる医師たち。その遺体を運ぶ市役所職員。ボランティア。葬儀社。住職。
みな、この未曾有の状況に生き残ったものたちとして、やるべきことをやっている。
はたして日本は復活できるのか。
もうすぐ1年がたとうとしている。どうなのか。
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