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自衛隊救援活動日誌  東北地方太平洋地震の現場から

須藤 彰著『自衛隊救援活動日誌  東北地方太平洋地震の現場から』読了
東日本大震災からもうすぐ1年となる。
本書は防衛省の政策補佐官であった著者が自衛隊として震災対応にあたった現場に近い場面での体験を1ヶ月間に渡って日記として記述したものである。
現場にいたものならではの、そして自衛隊として過去にない10万人規模の大作戦を行った中枢に近いところにいた人としての苦労と感想が書き記されている。
日記形式であるので、非常に読みやすい。読んでいて当然ながら涙がこみ上げてくる。現実を直視した人間でなければ書けない内容だろう。そんな中でも、ヨーグルト、納豆、ラーメンが食べたいなんて、当たり前ながら、普通の人のようなことも書かれており、著者の人柄がしのばれる。
単に事実が書かれた日記としてだけでなく、自衛隊としての組織論やリーダーとしてどうあるべきかなどと言ったことも書かれていて、非常に参考となる。
今回の作戦の自衛隊としてのトップである総監が非常に落ち着いていて、すべての判断をして、なおかつ部下を激励し、的確な指示を与え、時にはユーモアな面もあったという、リーダーとしての鑑のような人が上に立ったから概ねうまく作戦が実施されたのだろう。
こういう時でなければなかなか国民からは評価されない自衛隊であるが、今回は本当に自衛隊がいてくれてよかったと思った。10万人規模という今までにない体制で震災対応を行うことを決断した上層部の方々にも感謝したい。なお、本文でも出てくるアメリカ軍の方々にも感謝したい。
この本は、小中学生に読んでもらいたい。

自衛隊救援活動日誌  東北地方太平洋地震の現場から
自衛隊救援活動日誌  東北地方太平洋地震の現場から須藤 彰

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